4.1.16　LVMミラー構成についての注意事項

LVMミラー構成などで障害を検出した場合，Online(E)状態のパスに対しI/Oアクセスが続くと，障害を検出し続けてしまいます。

HDLM動作ODM設定ユーティリティー（dlmodmset）の-iパラメーターをonに設定すると，障害対策をするまでI/Oアクセスを抑止するので，障害対策に掛かる時間を短縮できます。

ただし，このパラメーターをonに設定すると，Online(E)状態のパスへのI/Oアクセスが抑止されるため，I/O成功によってOnline状態へ自動的に遷移しません。パスの回復にはonlineコマンドか自動フェールバック機能を使用してください。