Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
ファイルサーバーまたはデータベースサーバーがクラスター構成の場合,ディクショナリーマップファイル格納ディレクトリーなどApplication Agentが使用する格納ディレクトリーは,共有ディスクに作成する必要があります。
共有ディスクに作成する必要のあるディレクトリー,およびディレクトリーの作成方法の記述個所について,次の表に示します。
表3-27 共有ディスクに作成するディレクトリーおよびディレクトリー作成方法の記述個所
| 分類 | ディレクトリー名 | 作成方法 |
|---|---|---|
| Application Agentが使用する共有ディスク(すべてのバックアップ対象に共通) | ディクショナリーマップファイル格納ディレクトリー | 「3.5 ディクショナリーマップファイルの作成」を参照してください。 |
| 拡張コマンド用一時ディレクトリー | 「3.14.9 拡張コマンド用一時ディレクトリーの確認」を参照してください。 | |
| バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合 | VDIメタファイル格納ディレクトリー | drmsqlinitコマンド実行時に設定します。詳細は,「3.7 データベース構成定義ファイルの作成」を参照してください。 |
| トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリー | ||
| UNDOファイル格納ディレクトリー |
Application Agentが使用する共有ディスクは,クラスターグループに定義してください。クラスターグループに定義するには次の2つの方法があります。
それぞれのクラスターグループの定義方法について,次に説明します。
バックアップ対象と,Application Agentが使用する共有ディスクを,同じクラスターグループに定義します。
バックアップ対象と共有ディスクが同じクラスターグループの場合について,次の図に示します。
図3-9 クラスターグループの定義(バックアップ対象と共有ディスクが同じクラスターグループ)
バックアップ対象を含むクラスターグループと,Application Agentが使用する共有ディスクを含むクラスターグループとは,別のクラスターグループに定義できます。
この場合は,クラスターの定義で,バックアップ対象を含むクラスターグループがフェールオーバー先で起動したときに,Application Agentが使用する共有ディスクを含むクラスターグループもフェールオーバー先で起動するように設定してください。
バックアップ対象を含むクラスターグループと,共有ディスクを含むクラスターグループが異なる場合について,次の図に示します。
図3-10 クラスターグループの定義(バックアップ対象と共有ディスクが異なるクラスターグループ)
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