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Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


3.1.4 Google Cloud Platform環境の場合

Google Cloud Platform環境の場合、HMP-PCTOのコントロールプレーンのKubernetesアプリケーションおよびRASは次の流れでデプロイします。スケーリング対応機能を使用する場合は、「4. スケーリング対応機能の運用」も併せて参照してください。

表3‒4 HMP-PCTOのコントロールプレーンのKubernetesアプリケーションおよびRASのデプロイの流れ(Google Cloud Platform環境を使用する場合)

項番

項目

説明

参照先

1

Mediatorのビルド

HMP-PCTOの提供物を使用してMediatorをビルドします。通常版の場合だけ実施します。

3.2 Mediatorのビルド(通常版限定)

2

TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

HMP-PCTOの提供物を使用してTP1-Bridgeをビルドします。通常版の場合でTP1-Bridgeを使用するときだけ実施します。

3.3 TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

3

HMP-PCTOのコントロールプレーンのコンテナイメージ作成

コンテナイメージは、HMP-PCTOが提供するDockerfileを基にビルドします。通常版の場合だけ実施します。

3.4 コンテナイメージ作成(通常版限定)

4

Artifact Registryの有効化およびコンテナイメージの登録

Google Kubernetes Engineで作成したGKEクラスタから参照可能なコンテナレジストリArtifact Registryにコンテナイメージを登録します。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

5

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。通常版の場合だけ実施します。

3.5 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

6

Google Cloud Platformのマネージドストレージサービスのプロビジョニング

HMP-PCTOおよび関連製品で使用する共有ファイルシステムをプロビジョニングします。

7

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

8

Helmチャートのカスタマイズ

HMP-PCTOが提供するHelmチャートのカスタマイズ例を基にHelmチャートをカスタマイズします。

9

永続ボリュームのKubernetesマニフェストの作成

共有ファイルシステムを永続ボリュームとして使用するためのKubernetesマニフェストを作成します。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

10

Cloud Traceを出力する権限の付与

HMP-PCTOの分散トレースを収集するため、Cloud Traceを出力する権限を付与します。

3.7 Kubernetesマニフェスト作成」で作成した、各Podが使用するサービスアカウントに対して、cloudtrace.agentロールを付与してください。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

11

デプロイ

KubernetesマニフェストまたはHelmを使用してKubernetesクラスタにデプロイします。

3.9 HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションの運用

12

Google Cloud Managed Service for Prometheusの有効化

HMP-PCTOのメトリクスを収集するために有効化します。