Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


3.1.3 Microsoft Azure環境の場合

Microsoft Azure環境の場合、HMP-PCTOのコントロールプレーンのKubernetesアプリケーションおよびRASは次の流れでデプロイします。スケーリング対応機能を使用する場合は、「4. スケーリング対応機能の運用」も併せて参照してください。

表3‒3 HMP-PCTOのコントロールプレーンのKubernetesアプリケーションおよびRASのデプロイの流れ(Microsoft Azure環境を使用する場合)

項番

項目

説明

参照先

1

Mediatorのビルド

HMP-PCTOの提供物を使用してMediatorをビルドします。通常版の場合だけ実施します。

3.2 Mediatorのビルド(通常版限定)

2

TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

HMP-PCTOの提供物を使用してTP1-Bridgeをビルドします。通常版の場合でTP1-Bridgeを使用するときだけ実施します。

3.3 TP1-Bridgeのビルド(通常版かつTP1-Bridge限定)

3

HMP-PCTOのコントロールプレーンのコンテナイメージ作成

コンテナイメージは、HMP-PCTOが提供するDockerfileを基にビルドします。通常版の場合だけ実施します。

3.4 コンテナイメージ作成(通常版限定)

4

Azure Container Registryの有効化およびコンテナイメージの登録

Azure Kubernetes Serviceで作成したAKSクラスタから参照可能なコンテナレジストリAzure Container Registryに、コンテナイメージを登録します。

Microsoft Azureの公式ドキュメント

5

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。

3.5 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

6

Microsoft Azureのマネージドストレージサービスのプロビジョニング

HMP-PCTOおよび関連製品で使用する共有ファイルシステムをプロビジョニングします。

7

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

8

永続ボリュームのKubernetesマニフェストの作成

共有ファイルシステムを永続ボリュームとして使用するためのKubernetesマニフェストを作成します。

Microsoft Azureの公式ドキュメント

9

Helmチャートのカスタマイズ

HMP-PCTOが提供するHelmチャートのカスタマイズ例を基にHelmチャートをカスタマイズします。

3.8 Helmチャートのカスタマイズ

10

デプロイ

KubernetesマニフェストまたはHelmを使用してKubernetesクラスタにデプロイします。

3.9 HMP-PCTOのコントロールプレーンおよびRASのKubernetesアプリケーションの運用

11

Azure Monitor Log Analyticsワークスペースの作成

HMP-PCTOのメッセージログを収集および閲覧するためにAzure Monitor Log Analyticsワークスペースを作成します。

Microsoft Azureの公式ドキュメント

12

Azure Monitor Application Insightsワークスペースの作成

HMP-PCTOの分散トレースを収集および閲覧するためにAzure Monitor Application Insightsワークスペースを作成します。

13

Azure Monitorワークスペースの作成

HMP-PCTOのメトリクスを保管するためにAzure Monitorワークスペースを作成します。

14

マネージドPrometheusの有効化

HMP-PCTOのメトリクスを収集するためにマネージドPrometheusを有効化します。

15

Azure Managed Grafanaの有効化

HMP-PCTOのメトリクスを閲覧するためにAzure Managed Grafanaを有効化します。