Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

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A.5 共通エージェントコンポーネントで使用するJavaプログラムを変更する場合の設定

共通エージェントコンポーネントで使用するJavaプログラムを変更する手順を次に示します。

Solaris またはAIX の場合
A.3 共通エージェントコンポーネントの設定の変更」の「表A-1 共通エージェントコンポーネントの設定を変更するためのプロパティ(server.properties)」に記載されているserver.agent.JRE.locationの説明を参照して,Javaプログラムのインストール先を指定してください。

WindowsまたはLinuxの場合
javapath_setupコマンドを実行して,使用するJavaプログラムを変更してください。

注意事項
  • HDLMがサポートしているJavaの実行環境については,マニュアル「Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド」を参照してください。
  • Windows版,VMware版,およびLinux版のHDLMは,8.8.3以降は共通エージェントコンポーネントに同梱されたJavaだけをサポートします。javapath_setupコマンドを実行して,使用するJavaプログラムを変更しないでください。
この節の構成
A.5.1 javapath_setupコマンドを実行して使用するJava プログラムを変更する手順

A.5.1 javapath_setupコマンドを実行して使用するJava プログラムを変更する手順

  1. 次のコマンドを実行して,使用するJavaプログラムを変更します。

    Windows の場合
    共通エージェントコンポーネントのインストールフォルダ\bin\javapath_setup.exe

    Linuxの場合
    /opt/HDVM/HBaseAgent/bin/javapath_setup.sh
    javapath_setupコマンドには,次の表に示すオプションを指定できます。
    コマンドの書式
    javapath_setup {-set [new|bundle|Javaの実行環境のインストールパス]|-check}
    オプションの説明

    表A-4 javapath_setupコマンドのオプションと引数

    オプションの引数 内容
    -set Javaの実行環境を変更する場合に指定します。引数を省略した場合は,new を指定したものと見なされます。
    new ホストにインストールされているOracle JDKまたはOracle JREのうち,最新バージョンのJavaの実行環境を使用するときに指定します。
    同じバージョンのJavaの実行環境がインストールされている場合はJDKが優先されます。
    bundle 共通エージェントコンポーネントに同梱されたJavaの実行環境を使用するときに指定します。
    Javaの実行環境のインストールパス 特定のJava の実行環境を使用するときに,インストールパスを絶対パスで指定します。
    -check ホストにインストールされているOracle JDKまたはOracle JREのうち,最新バージョンのJava の実行環境を確認する場合に指定します。
  2. コマンド実行後,共通エージェントコンポーネントを再起動します。
    共通エージェントコンポーネントの起動と停止は「A.4 共通エージェントコンポーネントの起動と停止」を参照してください。
  3. HDLM GUIを起動している場合はHDLM GUIを再起動します。

注意事項
  • Javaプログラムを再インストールした場合や,アップデートした場合は,Javaプログラムのインストール先が変更されるため,再度コマンドを実行する必要があります。
  • Javaプログラムを変更して運用している場合に,Javaプログラムをアンインストールすると,Windows版HDLMのアンインストールが失敗するため,使用するJavaプログラムを元に戻したあとでWindows版HDLMをアンインストールしてください。