Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド
HDLMのホストをGlobal Link Managerのリソースとして追加し,Global Link Managerの管理対象にする場合は,共通エージェントコンポーネントが起動されている必要があります。このほかに,HDLMが起動している必要があります。
ここでは,共通エージェントコンポーネントの起動と停止,および稼働状況の確認方法について説明します。
共通エージェントコンポーネントは,HDLMのインストール時に自動的に起動されますが,次の場合には手動で再起動(停止および起動)する必要があります。
C:\WINDOWS\SysWOW64\cmd.exe
共通エージェントコンポーネントを起動するには,ホストのOSに応じて次に示すコマンドを実行します。この操作には,Administrator権限またはroot権限が必要です。
<共通エージェントコンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hbsasrv.exe start
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv start
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv start
共通エージェントコンポーネントを停止するには,ホストのOSに応じて次に示すコマンドを実行します。この操作には,Administrator権限またはroot権限が必要です。
<共通エージェントコンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hbsasrv.exe stop
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv stop
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv stop
共通エージェントコンポーネントの稼働状況を確認するには,ホストのOSに応じて次に示すコマンドを実行します。この操作には,Administrator権限またはroot権限が必要です。
<共通エージェントコンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hbsasrv.exe status
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv status
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin/hbsasrv status
コマンド実行結果のStatusに「Running」と表示された場合は,共通エージェントコンポーネントのサービス(またはデーモンプロセス)が稼働中であることを示します。「Stop」と表示された場合は,サービス(またはデーモンプロセス)が停止中であることを示します。
共通エージェントコンポーネントの起動と停止,および稼働状況の確認で使用するhbsasrvコマンドの構文について説明します。
hbsasrvコマンドの構文を次の表に示します。
項目 | 説明 |
---|---|
構文 | hbsasrv [start | stop [-f] | status] |
機能 | 共通エージェントコンポーネントのサービス(またはデーモンプロセス)を起動,停止します。また,サービス(またはデーモンプロセス)の状態を表示します。 |
オプション | start:サービス(またはデーモンプロセス)を起動します。 stop [-f]:サービス(またはデーモンプロセス)を停止します。 ホストにほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合,共通エージェントコンポーネントを停止できないことがあります。この場合,KAIE62604-Eのエラーメッセージが表示されます。ほかのHitachi Command Suite製品の動作が完了するまで待ち,再度コマンドを実行してください。 共通エージェントコンポーネントを緊急に停止させたい場合,-fオプションを付けて実行することで,強制的に共通エージェントコンポーネントを停止できます。この場合,すべての処理が強制的に終了されますので,実行中のジョブの処理は保証されません。 status:サービス(またはデーモンプロセス)の稼働状態を表示します。
|
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2023, Hitachi, Ltd.