Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


1.4.2 IPv6環境で運用するための設定項目

IPv4環境で運用していたGlobal Link ManagerをIPv6環境で運用する場合,user_httpsd.confファイルを編集します。user_httpsd.confファイルの格納先を次に示します。

Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\uCPSB11\httpsd\conf\user_httpsd.conf
 

注意事項
Global Link ManagerおよびHitachi Command Suite共通コンポーネントを停止してから,user_httpsd.confファイルを編集してください。編集が終わったら,変更内容を有効にするために,Global Link ManagerおよびHitachi Command Suite共通コンポーネントを開始してください。

管理ホストとIPv6でSNMP Trap通信する場合,server.propertiesファイルの設定をする必要があります。プロパティファイルの設定方法については,「3.5 Global Link Managerの環境設定の変更」を参照してください。

参考
Global Link ManagerをIPv6が有効になっている環境に新規インストールした場合,下記の内容はインストーラーが自動的に設定します。
この項の構成
(1) IPv6用の設定
(2) SSL通信をする場合の設定

(1) IPv6用の設定

Listen [::]:22015」(デフォルト時)行の先頭から番号記号(#)を削除します。ポート番号はIPv4のListen行と同じ番号を指定してください。ポート番号のデフォルトは22015です。

設定例を次に示します。

Listen [::]:22015
Listen 22015

注意事項
既存のListen行を削除したり編集したりしないでください。誤って変更,削除した場合,IPv4での通信ができなくなります。

(2) SSL通信をする場合の設定

Listen [::]:22016」(デフォルト時)行の先頭から番号記号(#)を削除します。ポート番号はIPv4のListen行と同じ番号を指定してください。SSL通信のポート番号のデフォルトは22016です。SSL通信時の設定については,「5. 通信に関するセキュリティの設定」を参照してください。

設定例を次に示します。

Listen [::]:22016
Listen 22016
<VirtualHost *:22016> 

注意事項
既存のListen行を削除したり編集したりしないでください。誤って変更,削除した場合,IPv4での通信ができなくなります。