Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)

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4.5.2 パス障害メッセージ抑制機能の設定

HDLMが提供する拡張esxcliコマンドのhdlm dlnkmgr system setオペレーションでパス障害メッセージを抑制する条件を設定します。設定した条件を満たしている間,パス障害メッセージを抑制します。

パス障害メッセージを抑制する条件として,抑制間隔,抑制回数と抑制する障害要因を決定するコードを設定します。障害要因はホストステータス,プラグインステータス,デバイスステータス,およびSCSIセンスキーごとに特定の要因を設定できます。

抑制対象メッセージと抑制解除後に出力されるメッセージは次のとおりです。

表4-2 抑制対象メッセージと抑制解除後に出力されるメッセージ

項番 抑制対象メッセージ 抑制解除後に出力されるメッセージ
1 KAPL20024-W KAPL20061-W
2 KAPL20025-W KAPL20062-W
3 KAPL20026-W KAPL20063-W
4 KAPL20027-W KAPL20064-W

抑制間隔に5分を設定した場合の例を示します。

[図]

抑制回数に1000回を設定した場合の例を示します。

[図]

抑制間隔と抑制回数の両方を設定した場合は両条件を満たす間,パス障害メッセージを抑制します。

拡張esxcliコマンドのhdlm dlnkmgr system set オペレーションについては,「4.5.5 パス障害メッセージ抑制情報の設定」を参照してください。