Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(VMware®用)

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3.10.2 HDLMの構成情報の再設定

3.10.1 HDLMの構成情報の採取」で採取した情報をもとに適宜設定してください。

この項の構成
(1) ロードバランス
(2) 間欠障害監視
(3) 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(シーケンシャルI/O)
(4) 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(ランダムI/O)
(5) パス障害抑制機能の設定

(1) ロードバランス

次のコマンドの実行結果で「VmPSP」欄を確認してください。

dlnkmgr ホスト接続オプション view -lu -item all

すべてのLUのロードバランスが同じ場合
dlnkmgrコマンドのsetオペレーションで設定してください。

異なるロードバランスのLUが存在する場合
異なるLU個別にロードバランスを設定する必要があります。次のどちらかの方法で設定してください。
  • VMwareの機能(esxcliコマンド,vSphereWebClientなど)
  • Hitachi Global Link Manager

注※
dlnkmgrコマンドのsetオペレーションによるロードバランスの設定はすべてのパスを一括して設定します。LUごとにロードバランスを設定する場合は,dlnkmgrコマンドのsetオペレーションは使用できません。

(2) 間欠障害監視

次のコマンドの実行結果で「Intermittent Error Monitor」欄を確認してください。

dlnkmgr ホスト接続オプション view -sys

dlnkmgrコマンドのsetオペレーションで設定してください。

(3) 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(シーケンシャルI/O)

次のコマンドの実行結果で「Times Same ExPath Was Used」欄を確認してください。

dlnkmgr ホスト接続オプション view -sys -expathusetimes

dlnkmgrコマンドのsetオペレーションで設定してください。

(4) 拡張ロードバランスの同一パス使用回数(ランダムI/O)

次のコマンドの実行結果で「Times Same ExPath Was Used(R):」欄を確認してください。

dlnkmgr ホスト接続オプション view -sys -exrndpathusetimes

dlnkmgrコマンドのsetオペレーションで設定してください。

(5) パス障害抑制機能の設定

次のコマンドの実行結果でパス障害抑制情報が設定されていないか確認してください。確認方法は「4.5.6 パス障害メッセージ抑制情報の確認」を参照してください。

esxcli ホスト接続オプション hdlm dlnkmgr system get

パス障害メッセージ抑制機能を使用している場合は,「4.5.5 パス障害メッセージ抑制情報の設定」を参照し,再設定してください。