Hitachi Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
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3.5.3 インストールについての注意事項
- HDLMを新規インストールする場合はライセンスキーが必要になります。
HDLMのライセンスを更新する場合は,HDLMコマンドのset -licオペレーションを実行します。ライセンスキーの期限は,ライセンスキーファイルに記述されているライセンスキーまたは入力したライセンスキーの種別によって設定されます。ライセンスキーの種別およびsetオペレーションについては,「6.6 set 動作環境を設定する」を参照してください。
- Red Hat Enterprise Linux 8,Oracle Linux 8およびOracle Unbreakable Enterprise Kernel 8の場合,HDLMのインストール時に次に示すRPMパッケージが必要です。
- tar-RPM パッケージのバージョン情報.rpm
RPMパッケージがない場合はKAPL09320-Eのメッセージを出力してインストールを中止します。メッセージの対処方法に従ったあと,再度インストールを実行してください。
- HDLMのインストール時に,LVMキャッシュファイルが有効かをチェックします。LVMキャッシュファイルが有効な場合はKAPL12451-Eのメッセージを出力してインストールを中止します。メッセージの対処方法に従ったあと,再度インストールを実行してください。
- HDLM構成定義ユティリティ(dlmcfgmgr)を実行してHDLMデバイスの構成を変更する場合,HALデーモン※の影響で,メモリ不足になることがあります。この場合,ホストが応答しなくなります。
これを回避するには,dlmcfgmgrユティリティを実行するときHALデーモンを停止してください。HALデーモンを停止する手順を次に示します。
Red Hat Enterprise Linux 7,Red Hat Enterprise Linux 8,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7,SUSE LINUX Enterprise Server
12およびSUSE LINUX Enterprise Server 15の場合は対象外です。
- 注※
- USBデバイス,CD-ROMの挿入など,ハードウェア構成の変化を検知します。
- HALデーモンの起動状態を確認します。
HALデーモンの起動状態は,/sbin/serviceコマンドで確認できます。コマンドを実行した結果,HALデーモンが起動している場合,「実行中」と表示されます。
# /sbin/service haldaemon status
HALデーモンが停止している場合,「停止」と表示されます。
- 手順aの結果,HALデーモンが起動している場合,HALデーモンを停止します。
/sbin/serviceコマンドを実行して,HALデーモンを停止してください。なお,HALデーモンが完全に停止するまで多少時間が掛かります。
# /sbin/service haldaemon stop
- HALデーモンが停止したことを確認します。
/sbin/serviceコマンドを実行して,HALデーモンが停止したことを確認してください。
# /sbin/service haldaemon status
- dlmcfgmgrユティリティ(dlmcfgmgr -rまたはdlmcfgmgr -i)を実行し,HDLMデバイスを構成します。
# /sbin/dlmcfgmgr -r
または
# /sbin/dlmcfgmgr -i
- HALデーモンを起動します。
/sbin/serviceコマンドを実行して,HALデーモンを起動してください。
# /sbin/service haldaemon start
- HALデーモンが起動されたことを確認します。
/sbin/serviceコマンドを実行して,HALデーモンが起動したことを確認してください。
# /sbin/service haldaemon status
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