Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)
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3.4.3 バーチャルI/Oサーバについての注意事項
- HDLMをインストールする前に,バーチャルI/OサーバのioslevelをHDLMがサポートするバージョンに変更してください。HDLMがサポートするioslevelのバージョンについては,「3.1.3 HDLMがサポートするクラスタソフトウェア」を参照してください。
- バーチャルI/Oサーバ環境で,クライアント区画に仮想SCSIディスクを適用する場合,HDLMはバーチャルI/Oサーバ区画にインストールしてください。クライアント区画に仮想HBAを適用する場合,HDLMはクライアント区画にインストールしてください。
- 仮想ターゲットデバイスはhdiskまたはHDLMで構成された論理ボリュームを指定してください。仮想ターゲットデバイスの構成手順については,「3.5.4 HDLMの新規インストール」,および「3.5.6 HDLMのアップグレードまたは再インストール」で説明しているインストール手順に含まれています。手順に従って操作を進めてください。
- クライアント区画で仮想SCSIディスクのMPIO構成をセットアップする場合,またはクライアント区画でPowerHAを使用する場合は,バーチャルI/Oサーバ区画でhdiskのリザーブポリシーの設定を「no_reserve」に設定してください。
- バーチャルI/OサーバのNPIV機能を使って,仮想HBAを適用するクライアント区画でHDLMを使用する場合は,NPIVオプションを「on」に設定する必要があります。NPIVオプションを「on」に設定しない場合,仮想HBAを経由するパスがHDLMで識別できないことがあります。
NPIVオプションを設定するには,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)を実行してください。dlmodmsetユティリティについては,「7.7 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。
HDLMデバイスが構成済みの状態でNPIVオプションの設定を変更した場合は,ホストを再起動してください。ローカルブートディスク環境の場合は,ホストを再起動する代わりに,次の手順を実行してもかまいません。
- HDLMドライバ削除ユティリティ(dlmrmdev)を実行してHDLMデバイスを定義済み状態にするか,または削除します。
dlmrmdevユティリティについては,「7.13 dlmrmdev HDLMドライバ削除ユティリティ」を参照してください。
- 次に示すコマンドを実行して,HDLMデバイスを再構成します。
# cfgmgr
NPIVオプションを「on」に設定すると,HDLMコマンドのviewオペレーションで出力される「PathName」のうち,「HBAアダプタ番号」と「バス番号」が「アダプタ種別」と「アダプタ番号」に変更されます。
変更の対象となるviewオペレーションのパラメタを,次に示します。
- -pathパラメタ(パス情報を表示する)
- -luパラメタ(LU情報を表示する)
- -hbaパラメタ(HBAポート情報を表示する)
viewオペレーションについては,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。
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