HDLMは次の表に示すOSが動作するホストにインストールできます。
表3-1 ホストの適用OS
OS |
パッチ情報 |
AIX V7.1※1※2※3 |
- Technology Level 04
- SP1以降
Technology Level 05
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AIX V7.1(バーチャル I/O サーバ)※2※3※4 |
ioslevel 3.1.0.xx~3.1.3.xx(xxは任意)※5 |
AIX V7.2※1※2※3※6 |
Technology Levelを導入しない
- Technology Level 01
- SP1以降
Technology Level 02 Technology Level 03 Technology Level 04※7 Technology Level 05
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AIX V7.2(バーチャル I/O サーバ)※2※3※4※6 |
ioslevel 3.1.0.xx~3.1.3.xx(xxは任意)※5 |
AIX V7.3※1※2※6 |
Technology Levelを導入しない |
AIX V7.3(バーチャル I/O サーバ)※2※4※6 |
ioslevel 3.1.0.xx~3.1.3.xx(xxは任意)※5 |
- 注※1
- 特に指定がない場合,すべてのSPが適用できます。
- 注※2
- OSインストール時にSecure by Default機能を有効にした環境は未サポートです。
- 注※3
- APAR IJ05687の問題によって,次のOSで一部のパスに障害が発生した際に,OnlineパスがあってもI/Oエラーが検出されることがあります。
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- 該当OS
- AIX 7.1 TL04 SP5 以降
- AIX 7.1 TL05 SP1 以降
- AIX 7.2 TL00 SP5 以降
- AIX 7.2 TL01 SP3,SP4
- AIX 7.2 TL02 SP0,SP1,SP2
- 上記のOSの場合は,問題回避のためにOSの設定を変える必要があります。
- OSの設定変更は,OSのコマンドなどで行う方法のほかに,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)を次の方法で実行することでも実施できます。
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- hdiskデバイスを構成する前にdlmodmsetユティリティを実行して,LUN RESETオプションをonに設定します。
- hdiskデバイスが構成済みの場合は,dlmodmsetユティリティを実行してLUN RESETオプションをonに設定したあと,hdiskデバイスの再構成またはホストの起動を行います。
- 注※4
- HDLMは,仮想SCSIデバイスまたは仮想HBAをHDLMデバイスとして使用する環境でのPowerVM Live Partition Mobility機能をサポートします。
- 注※5
- NPIV機能を使用する場合は,HDLMをクライアント区画へインストールすることによって,仮想ファイバチャネルを使用したパス管理ができます。NPIV機能を使用する場合の注意事項については,「3.4.3 バーチャルI/Oサーバについての注意事項」を参照してください。
- 注※6
- HDLMは,AIX Live Update機能をサポートします。Live Updateを実行すると,HDLMマネージャが再起動されますが,パスの状態に影響はありません。
- 注※7
- 次の条件すべてに該当する場合はAPAR IJ22290 が必要です
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- SPなし,またはSP1を使用している
- 16GB以上のHBA を使用している
HDLMをインストールする前に,下記の前提プログラムがインストールされていることを確認してください。また,HTC_ODMおよびXP_ODMの詳細については,ストレージシステムの販売元へお問い合わせください。
- IBM XL C/C++ V13 Runtime 13.1.2.0以降,またはIBM XL C/C++ V16 Runtime 16.1.0.0 以降
Runtimeのバージョンは,次のコマンドを実行して確認してください。
# lslpp -L xlC.aix61.rte
- HTC_ODM 5.0.52.1以降
次のストレージシステムを使用している場合は,HTC_ODM 5.0.52.1以降を使用してください。
- Hitachi Virtual Storage Platform
- VSP 5000シリーズ
- VSP G1000
- VSP G1500
- VSP F1500
- VSP Eシリーズ
- VSP Gx00モデル
- VSP Fx00モデル
- HUS100シリーズ
- HUS VM
- 注
- すでにXP_ODMを導入しているHDLM環境にHTC_ODMを導入する場合,HTC_ODMを導入したあとにHDLMを再インストールしてください。
- XP_ODM 5.0.52.1以降
次のストレージシステムを使用している場合は,XP_ODM 5.0.52.1以降を使用してください。
- 注
- すでにHTC_ODMを導入しているHDLM環境にXP_ODMを導入する場合,XP_ODMを導入したあとにHDLMを再インストールしてください。
- Global Link Managerと連携する場合に必要なJDK
Global Link Managerと連携したい場合には,あらかじめJDK 8.0のパッケージ(32ビット版)をホストにインストールしてください。連携しない場合にはJDKのインストールは不要です。JDKがインストールされていない環境へHDLMをインストールした場合,KAPL09241-Wが表示されます。Global
Link Managerと連携しない場合,このメッセージへの対処は不要です。また,KAPL09241-Wが表示されたことによるHDLMの動作への影響はありません。
アップグレードインストールの場合は,インストール前のJDKを引き続き使用します。その際にJDKのバージョンが古い場合は,インストール後に,HDLMが使用するJDKを変更してください。JDKを変更する場合は,マニュアル「Hitachi Global
Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。
- 注意事項
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- JDK 8.0(64ビット版)およびJDK 11は使用できません。HDLMがインストールされているホストでDevice Managerエージェントを使用する場合も,共通エージェントコンポーネントが使用するJavaとしてJDK 8.0(32ビット版)を設定してください。
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- Global Link ManagerとSSL通信をする場合は,JDK 8.0.3.10以降を使用してください。JDKの変更ができない場合は,共通エージェントコンポーネントの設定を変更するためのプロパティファイル(server.properties)のserver.agent.ciphersに次のいずれかの値を指定してください。
- SSL_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
- SSL_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
指定方法は,マニュアル「Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド」を参照してください。
HiRDBのインナレプリカ機能と組み合わせて使用することはできません。
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