Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)

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3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム

この項の構成
(1) ストレージシステム
(2) HBA
(3) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

(1) ストレージシステム

HDLMがサポートするストレージシステムを次に示します。

適用ストレージシステムはデュアルコントローラ構成が前提です。HUB接続環境で使用する場合,接続されているすべてのホスト,すべてのストレージシステムのループIDを一意に設定してください。

マイクロプログラムについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

ストレージの設定情報一覧

HDLMを使用するためには次の表に示すストレージシステムの設定が必要です。表中の[ ]は設定項目を示します。[ ]に続く設定項目を選択することで,次の設定項目が表示されます。設定値列の値を設定してください。

そのほかの設定内容については,ストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

表3-2 ストレージの設定情報一覧(HUS100シリーズ以外)

項目 設定項目 設定値
ホストモード 0Fを選択
ホストモードオプション
  • No.2を選択
  • No.72を選択

注※
Virtual Storage Platformシリーズ,VSP 5000シリーズ,VSP G1000シリーズ,VSP G1500,VSP F1500,VSP Eシリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,HUS VMにおいて,hdiskのreserve_policy属性を「PR_shared」で使用する場合に,設定してください。

表3-3 ストレージの設定情報一覧(HUS100シリーズ)

項目 設定項目 設定値
Boot Options [システムスタート属性] デュアルアクティブモード
オプション [NACAモード有効] ON
簡易設定の場合
[ミドルウェア]
VCSを選択
詳細設定の場合
[特殊Reserveモード1]
チェックボックスを選択

(2) HBA

適用できるHBAについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(3) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

Hitachi RapidXchangeで管理している中間ボリュームで,データを交換する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-4 Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合の関連プログラム

OS 関連プログラム
AIX V7.1 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU) 01-05-66/25以降
File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU) 01-06-67/21以降
AIX V7.2 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU) 01-07-68/00以降

なお,Hitachi RapidXchangeの詳細は,マニュアル「SANRISE2000/SANRISE9900/SANRISE Universal Storage Platform/Hitachi Universal Storage Platform V/Hitachi Virtual Storage Platform/Hitachi Virtual Storage Platform G1000/G1500/F1500 Hitachi Virtual Storage Platform 5000 FAL for AIX FAL for HP-UX FAL for Solaris FAL for Windows FAL for NCR UNIX FAL for HI-UX/WE2 FAL for Tru64 UNIX FAL for LINUX ユーザーズガイド」を参照してください。