付録A.2 REST APIサーバの通信モードを変更するための設定
fcConnectionModeに変更する場合に必要な設定
管理サーバとストレージシステムをファイバチャネル接続またはiSCSI接続したあと、次の手順でストレージシステム上にコマンドデバイスを作成して、管理サーバ に割り当てます。
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コマンドデバイスを作成します。次の条件で作成してください。
条件に従わない場合、REST APIの操作が期待した結果を得られないことがあります。
- ユーザ認証の設定:有効
- セキュリティの設定:無効
- リソースグループ:meta_resource
- デバイスグループの情報認証の設定:無効
REST APIがインストールされた管理サーバに割り当てられたコマンドデバイスが複数ある場合、そのすべてのコマンドデバイスに必要な設定を行わないと、fcConnectionModeでのAPIの実行に失敗する可能性があります。
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Storage Navigatorで、作成したコマンドデバイスに管理サーバへのパスを割り当てます。
コマンドデバイスにパスを割り当てる方法については、マニュアルオープンシステム構築ガイドまたはシステム構築ガイドを参照してください。
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iSCSI接続の場合は、管理サーバでiSCSI イニシエータを設定します
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管理サーバで、コマンドデバイスが割り当てられていることを確認します。
コマンドデバイスを割り当てたあとにコマンドデバイスの設定を変更した場合は、REST APIのサービスを再起動してください。
proxyModeに変更する場合に必要な設定
proxyModeを使用するには、ストレージシステムとファイバチャネル接続またはiSCSI接続している中継用サーバが必要です。中継用サーバには、RAID Managerがインストールされている必要があります。中継用サーバに必要なシステム要件やRAID Managerのインストール方法については、マニュアルRAID Managerインストール・設定ガイドを参照してください。
中継用サーバとストレージシステムをファイバチャネル接続またはiSCSI接続したあと、ストレージシステム上にコマンドデバイスを作成して、中継用サーバに割り当てます。そのあとで、中継用サーバに構成定義ファイルを作成し、仮想コマンドデバイスを作成します。手順を次に示します。
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Storage Navigatorで、コマンドデバイスを作成します。次の条件で作成してください。
条件に従わない場合、REST APIの操作が期待した結果を得られないことがあります。
- ユーザ認証の設定:有効
- セキュリティの設定:無効
- リソースグループ:meta_resource
- デバイスグループの情報認証の設定:無効
コマンドデバイスの作成方法については、マニュアルRAID Managerインストール・設定ガイドを参照してください。
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Storage Navigatorで、作成したコマンドデバイスに中継用サーバへのパスを割り当てます。
コマンドデバイスにパスを割り当てる方法については、マニュアルオープンシステム構築ガイドまたはシステム構築ガイドを参照してください。
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iSCSI接続の場合は、中継用サーバでiSCSIイニシエータを設定します。
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中継用サーバで、コマンドデバイスが割り当てられていることを確認します。
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中継用サーバに、次の設定例を参考にして構成定義ファイルを作成します。
構成定義ファイルの設定方法については、マニュアルRAID Managerインストール・設定ガイドを参照してください。HORCM_CMDの設定については、In-Band 方式の設定方法を参照してください。-
HORCM_MON(設定例)
<中継用サーバのIP アドレス> <ポート番号> 1000 3000
ポート番号には、中継用サーバで利用できる番号のうち、管理サーバでストレージシステムを一意に特定できるような任意の番号を指定してください。
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HORCM_CMD(Windowsの場合の設定例)
\\.\CMD-<ストレージシステムのシリアル番号>
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中継用サーバのファイアウォールの設定で、構成定義ファイルで指定したポートでの通信を許可するようにします。
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中継用サーバで、作成した構成定義ファイルを選択してインスタンスを起動します。