付録A.1 REST APIサーバの通信モードの変更とは
REST APIの運用を開始する時点では、REST APIサーバが配置されている管理サーバとストレージシステムは、LANで接続されています。このデフォルトの接続方法の場合の通信モードをlanConnectionModeと呼びます。
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fcConnectionMode
REST APIサーバが配置されている管理サーバとストレージシステムをファイバチャネル接続またはiSCSI接続する場合の通信モードです。
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proxyMode
REST APIサーバから、ストレージシステムとファイバチャネル接続またはiSCSI接続した別のサーバを経由する場合の通信モードです。
それぞれの通信モードを組み合わせて運用することもできます。
- メモ
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- REST APIサーバとストレージシステム間のSSL通信を有効にしている場合は、通信モードをproxyModeに変更できません。
- ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合、通信モードをproxyModeに変更できません。
次に、それぞれの通信モードについて説明します。
lanConnectionMode
デフォルトの通信モードです。REST APIサーバから発行された命令は、ストレージシステム上の仮想コマンドデバイスを経由して実行されます。lanConnectionModeの場合の通信経路の例を次に示します。
fcConnectionMode
REST APIサーバが配置されている管理サーバとストレージシステムを、ファイバチャネル接続またはiSCSI接続する場合の通信モードです。fcConnectionModeの場合の通信経路の例を次に示します。
proxyMode
REST APIサーバから、ストレージシステムとファイバチャネル接続またはiSCSI接続した別の中継用サーバを経由する場合の通信モードです。中継用サーバを複数設定して、冗長化構成にすることもできます。設定できる中継用サーバは最大3台です。proxyModeの場合の通信経路の例を次に示します。
- ヒント
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Replication Managerなどでペア管理サーバを使用してコピーペアを管理している環境の場合は、ペア管理サーバを中継用サーバとしても利用できます。
異なる通信モードを組み合わせる場合
1台のストレージシステムに対して、2種類の通信モードを組み合わせて、通信経路を冗長化できます。
- メモ
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ストレージシステムがVSP 5000 シリーズ、VSP E シリーズ、VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合、2種類の通信モードを組み合わせることはできません。
次の図は、lanConnectionModeとproxyModeを組み合わせた場合の例です。
使用する通信モードには優先順位を指定できます。 図のように、lanConnectionMode とproxyModeを組み合わせて指定する場合、通信速度の速いproxyModeを最優先に指定しておくと、通常は通信速度の速いproxyModeで通信し、proxyModeで障害が発生したときは、lanConnectionModeに切り替えて通信を継続します。