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Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


20.1 仮想ストレージマシンによるリソースの管理とは

仮想ストレージマシンとは、global storage virtualization機能を使用して作成する、ストレージシステム上の仮想的なストレージシステムです。仮想ストレージマシンには、モデルやシリアル番号などの仮想的な情報を設定できます。

仮想ストレージマシンは、global-active devicenondisruptive migrationなどの用途で使用します。仮想ストレージマシンにリソースを登録すると、複数の物理ストレージシステムのリソースを1台の仮想ストレージマシン上で統合して管理したり、1台の物理ストレージシステムのリソースを複数台の仮想ストレージマシン上で分散して管理したりできます。

仮想ストレージマシンの構成例

仮想ストレージマシンの構成例を次の図に示します。

[図データ]

この図では、VSP 5500のストレージシステム(シリアル番号:10111)上に、仮想モデルがVSP G1000(仮想シリアル番号:11223)の仮想ストレージマシンと、仮想モデルがVirtual Storage Platform(仮想シリアル番号:12345)の仮想ストレージマシンを作成し、仮想ストレージマシン上に登録したリソースをホストに割り当てています。このとき、ホストAはVSP G1000(仮想シリアル番号:11223)に、ホストBは、Virtual Storage Platform(仮想シリアル番号:12345)にアクセスしているように認識します。

仮想ストレージマシンによるリソース管理の詳細については、マニュアルオープンシステム構築ガイドまたはシステム構築ガイドを参照してください。