Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


16.4 ローカルストレージシステム側ポートに外部ストレージシステムのiSCSIネームを登録する

ローカルストレージシステム側のポートに、外部ストレージシステムのiSCSIネームを登録します。

iSCSIネームを登録したあとは、ログインテストのAPIを実行して、ログインができるかどうかを必ず確認してください。ログインに失敗した場合は、ログインできるように設定を見直すか、そのiSCSIターゲットを削除してください。ログインできないiSCSIターゲットを残しておくと、外部ストレージシステム側ポートのiSCSIターゲットを探索するときに、ネットワークや外部ストレージシステムに負荷がかかり情報取得に失敗するおそれがあります。

メモ
  • このAPIは、VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP Gx00 モデルVSP G1000VSP G1500VSP Fx00 モデルまたはVSP F1500の場合に使用できます。

  • ローカルストレージシステムの仮想ポートモードが有効な場合、仮想ポートIDは0が設定されていると見なします。

実行権限

ストレージ管理者(プロビジョニング)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID>/iscsi-ports/<オブジェクトID>/actions/register/invoke

このAPIはPOSTメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID

ポートの情報取得で取得したportIdの値を指定します。

属性

説明

portId

string

(必須)ローカルストレージシステムのポート番号

クエリパラメータ
なし。
ボディ
{
    "parameters": {
        "iscsiIpAddress": "192.168.0.100",
        "iscsiName": "iqn.rest.example.of.iscsi1",
        "tcpPort" : 3260
    }
}

属性

説明

iscsiIpAddress

string

(必須)外部ストレージシステム側のiSCSIターゲットのIPアドレス

IPv4またはIPv6のIPアドレスを指定します。

iscsiName

string

(必須)外部ストレージシステム側のiSCSIターゲットのiSCSIネーム

iqn形式またはeui形式で指定します。

大文字小文字を区別します。

tcpPort

int

(任意)外部ストレージシステム側のiSCSIターゲットのTCPポート番号

省略した場合は、ローカルストレージシステム側ポートのTCPポート番号が指定されたと見なされます。

指定するiSCSIネームとIPアドレスが、既にローカルストレージシステムのポートに登録されている場合は、登録済みの値と同じ値を設定するか、属性の指定を省略してください。この場合に指定を省略すると、次のように設定されます。
  • オブジェクトIDで指定したポートと同じポートにすでに登録されているときは、登録済みのtcpPortの値は変更されません。
  • オブジェクトIDで指定したポートと異なるポートに登録されているときは、そのポートに登録した際に設定されたtcpPortと同じ値が、指定したポートにも設定されます。

レスポンスメッセージ

ジョブオブジェクトを返します。affectedResources以外の属性については、ジョブオブジェクトの説明を参照してください。

属性

説明

affectedResources

外部ストレージシステムのiSCSIネームの情報を登録した、ローカルストレージシステム側ポートのURL

Actionテンプレート

なし。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session f76884c29fff4dfaa664aa6981087b71" -X PUT "https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/836000123456/iscsi-ports/CL1-A/actions/register/invoke"