1.8.12 Configuration Manager REST APIサーバと暗号化モジュール間の通信に適用されるタイムアウト値の設定
背景
タイムアウト値はデフォルトで10分に設定されています。APIが処理するストレージリソースの数が多く、処理に時間がかかる場合、タイムアウト値を変更するとエラーを解消できることがあります。REST APIサーバと暗号化モジュール間の通信に適用されるタイムアウト値について説明します。
タイムアウト値の目安
|
リソース |
リソース数の上限の目安 |
|---|---|
|
内部ボリューム |
16,384 |
|
外部ボリューム |
16,384 |
|
コピーグループ |
800 |
|
スナップショットグループ |
800 |
|
コピーペア |
2,048 |
タイムアウト値の変更方法
タイムアウト値を変更するには、setPropertyコマンドを実行します。
前提条件
次のどれかのユーザで管理サーバにログインしていること
- Administrator 権限を持つユーザ(Windowsの場合)
- root ユーザ(Linuxのrootユーザでインストールした場合)
- REST APIをインストールした一般ユーザ(Linuxの一般ユーザでインストールした場合)
- ヒント
-
現在の設定値は、次の場所にあるStartupV.propertiesファイルのrest.storage.connection.timeoutプロパティで確認できます。ファイルが存在しない場合や、ファイル内にrest.storage.connection.timeoutプロパティがない場合は、デフォルト値で動作します。
- Windowsの場合:
- <REST APIのインストール先>\data\properties\StartupV.properties
- Linuxの場合:
- <REST APIのインストール先>/data/properties/StartupV.properties
操作手順
-
次のコマンドを実行します。
- Windowsの場合:
- <REST APIのインストール先>\bin\setProperty.bat rest.storage.connection.timeout <タイムアウト値>
- Linuxの場合:
- <REST APIのインストール先>/bin/setProperty.sh rest.storage.connection.timeout <タイムアウト値>
タイムアウト値は、1分~60分の間で指定します(単位:分)。
コマンド実行後にREST APIサーバが再起動されます。コマンドラインの最後に-noRestartを指定すると、REST APIサーバを再起動せずに終了します。
setPropertyコマンドを実行すると、StartupV.propertiesファイルのrest.storage.connection.timeoutプロパティの設定値が指定した値に変更されます。ファイルが存在しない場合は新規作成されます。
コマンドを実行するたびに、現在のStartupV.propertiesファイルはバックアップされます。バックアップファイルは、作成日時を付けたファイル名(例:StartupV_20200220-093320.properties)で同じディレクトリに作成されます。