Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド

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2.34 DpmSnapshot(dpmsnapshot)

指定した管理対象リソースのディスク全体,またはパーティションのスナップショットイメージを取得するタスクを登録します。

タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。

構文

csm {DpmSnapshot | dpmsnapshot} macAddr=<MACアドレス> 
diskNo=<ディスク番号> [partitionNo=<パーティション番号>] 
[snapshotEntireDisk={enable | disable}] 
snapshotFileName=<スナップショットイメージファイル名> 
[compressSnapshotData={enable | disable}] 
[allowForcePowerOff={yes | no}] [powerStatusAfterTask={on | off | same}] 
[schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] 
[notification={send | not_send | send_only_failed}]

パラメーター

パラメーター 説明
macAddr スナップショットを取得する管理対象リソースのMACアドレスを指定します。MACアドレスの値は<XX:XX:XX:XX:XX:XX>の形式で指定してください。XXは2桁の16進数です。
diskNo スナップショットを取得するディスク番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
partitionNo スナップショットを取得するパーティション番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではdiskNoで指定したディスクの全パーティションのスナップショットを取得します。
snapshotEntireDisk diskNoで指定したディスクについて,ディスク上の全セクターのスナップショットを取得するかどうかを指定します。
  • enable:未使用セクターも含めた全セクターのスナップショットを取得する
  • disable:有効セクターのスナップショットを取得する
デフォルトの値はdisableです。
partitionNoを指定してパーティションのスナップショットを取得する場合,このパラメーターは無視されます。
全セクターの指定が必要なファイルシステムを含むディスクのスナップショットを取得する場合,必ずenableを指定してください。セクターの指定の詳細については「ソフトウェア添付資料」でご確認ください。
snapshotFileName 管理サーバに保存するスナップショットイメージファイル名を指定します。拡張子「.lbr」も含めた128バイト以内の絶対パスを指定してください。
ドライブ文字の「: 」を除き,次の文字は使用できません。
/ * ? < > " | : ;
compressSnapshotData スナップショットイメージファイルを圧縮するかどうかを指定します。
  • enable:圧縮する
  • disable:圧縮しない
デフォルトの値はenableです。
allowForcePowerOff スナップショットを取得する管理対象リソースの電源状態がONだった場合に,管理対象リソースの電源を強制的にOFFにするかどうかを指定します。
  • yes:許可する(電源を強制的にOFFにする)
  • no:許可しない(電源を強制的にOFFにしない)
デフォルトの値はnoです。
powerStatusAfterTask スナップショットの取得完了時に管理対象リソースの電源状態をどのように制御するかを指定します。
  • on:電源ONにする
  • off:電源OFFにする
  • same:スナップショット取得実行前と同じ状態にする
デフォルトの値はsameです。
schedule スナップショットの取得を開始するスケジュールを指定します。
  • Now:即時開始
  • Laterdateで指定した日時に開始
Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
デフォルトの値はNow です。
date スナップショットの取得を開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleLaterを指定する場合,dateは必須です。
notification Eメール通知の方法を指定します。
  • send:Eメール通知あり
  • not_send:Eメール通知なし
  • send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
デフォルトの値はnot_sendです。

事前に確認しておく情報

MACアドレスは[デプロイメントリソース]画面の一覧を,ディスク構成は操作する管理対象リソースのディスク構成情報を,それぞれGUIで参照して確認してください。

事前に完了しておく操作

管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加する手順やホストを管理対象に追加する手順,およびSysprepツールのダウンロード手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Managerユーザーズガイド」を参照してください。また,Sysprepツールの実行方法についてはダウンロードしたツールに同梱されているReadMeファイルを参照してください。

MACアドレスが「00:00:87:1A:2B:3C」の管理対象リソースのスナップショットを,ファイル名E:\csm-cli\SN-2014-12-25.lbrを指定して取得するタスクを登録する例を示します。

Client1>csm DpmSnapshot macAddr=00:00:87:1A:2B:3C diskNo=1 snapshotEntireDisk=enable snapshotFileName=E:\csm-cli\SN-2014-12-25.lbr powerStatusAfterTask=off schedule=Now notification=send_only_failed
400000000004500

この例では,次に示す設定内容でスナップショットを取得するタスクを登録します。

戻り値

意味
0 タスクの登録に成功した。
1 タスクの登録に失敗した。

注意事項

関連コマンド

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