Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド
指定した管理対象リソースにマスターイメージをデプロイするタスクを登録します。
タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。
csm {DpmDeploy | dpmdeploy} macAddr=<MACアドレス> snapshotFileName=<スナップショットイメージファイル名> templateName=<デプロイテンプレート名> [diskNo=<ディスク番号>] [partitionNo=<パーティション番号>] [allowForcePowerOff={yes | no}] [schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] [notification={send | not_send | send_only_failed}]
パラメーター 説明 macAddr マスターイメージをデプロイする管理対象リソースのMACアドレスを指定します。MACアドレスの値は<XX:XX:XX:XX:XX:XX>の形式で指定する必要があります。XXは2桁の16進数です。 snapshotFileName 管理サーバに保存されているスナップショットイメージファイル名を指定します。拡張子「.lbr」も含めた128バイト以内の絶対パスを指定してください。
ドライブ文字の「:」を除き,次の文字は使用できません。
/ * ? < > " | : ;templateName 管理サーバに保存されているデプロイテンプレート名を指定します。
次に示す文字が使用できます。数字と半角スペースだけで記述されたデプロイテンプレート名は指定できません。
- 半角英数字:A~Z a~z 0~9
- 半角記号: - _
- 半角スペース
- マルチバイト文字(UTF-8)
指定できる文字列長はUTF-8でエンコードした文字列のバイト数で128バイト以内です。diskNo デプロイするディスク番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではスナップショット取得時の指定を自動的に引き継ぎます。partitionNo デプロイするパーティション番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではスナップショット取得時の指定を自動的に引き継ぎます。allowForcePowerOff マスターイメージをデプロイする管理対象リソースの電源状態がONだった場合に,管理対象リソースの電源を強制的にOFFにするかどうかを指定します。 デフォルトの値はnoです。
- yes:許可する(電源を強制的にOFFにする)
- no:許可しない(電源を強制的にOFFにしない)
schedule デプロイを開始するスケジュールを指定します。 Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
- Now:即時開始
- Later:dateで指定した日時に開始
デフォルトの値はNow です。date デプロイを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleにLaterを指定する場合,dateは必須です。notification Eメール通知の方法を指定します。 デフォルトの値はnot_sendです。
- send:Eメール通知あり
- not_send:Eメール通知なし
- send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
- 複製元と複製先の管理対象リソースのモデルおよびハードウェア構成が同じであること
- 複製先の管理対象リソースのMACアドレス
管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加した際に検出したMACアドレスを確認してください。- 複製先の管理対象リソースのディスク構成
OS上で表示されるディスク番号やパーティション番号と,デプロイメントマネージャーが認識する番号が異なる場合があります。事前にデプロイメントマネージャーが認識する番号を確認することを推奨します。MACアドレスは[デプロイメントリソース]画面の一覧を,ディスク構成は操作する管理対象リソースのディスク構成情報を,それぞれGUIで参照して確認してください。
- 管理サーバの起動
- loginコマンドによる管理サーバとのセッションの開始
- 複製先の管理対象リソースのデプロイメントマネージャーへの追加
- 複製元の管理対象リソースのスナップショット取得
複製元の管理対象リソースのスナップショットをあらかじめ作成しておく必要があります。- 複製先の管理対象リソースのデプロイテンプレートの作成
複製先の管理対象リソースにマスターイメージをデプロイするためのデプロイテンプレートをあらかじめ作成しておく必要があります。管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加する手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Managerユーザーズガイド」を参照してください。
DpmSnapshotコマンドの例に従って取得したスナップショットイメージファイルにデプロイテンプレートを設定してマスターイメージをデプロイするタスクを登録する例を示します。
Client1>csm DpmDeploy macAddr=00:00:87:1A:2B:3C snapshotFileName=E:\csm-cli\SN-2014-12-25.lbr templateName=WindowsTemplate1225 allowForcePowerOff=yes schedule=Now notification=send 400000000005000この例では,次に示す設定内容でマスターイメージをデプロイするタスクを登録します。
- マスターイメージをデプロイする管理対象リソース(MACアドレス)
00:00:87:1A:2B:3C- スナップショットイメージファイル名
E:\csm-cli\SN-2014-12-25.lbr- デプロイテンプレート名
WindowsTemplate1225- デプロイ対象のディスク
ディスク1の全セクター(省略時のデフォルト値)- 強制電源OFF
許可する- デプロイを実行する日時
即時開始- Eメール通知
タスクの実行結果に関係なく常に通知する
値 意味 0 タスクの登録に成功した。 1 タスクの登録に失敗した。
- DpmDeployコマンドを実行すると,マスターイメージをデプロイする管理対象リソースのデプロイプロファイルの内容をコマンドで指定した内容で上書きします。コマンドの実行後,GUIで表示するとコマンドで指定した内容が反映されます。
- デプロイに使用できるスナップショットイメージファイルは,デプロイメントマネージャーが管理しているスナップショットイメージファイルに限ります。管理サーバのファイルシステム上にあっても,デプロイメントマネージャーが管理していないイメージファイルは使用できません。別の管理サーバで保存したスナップショットイメージファイルを使用する場合などは,そのスナップショットイメージファイルをデプロイメントマネージャーにインポートしてください。
イメージファイルのインポート方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Manager ユーザーズガイド」を参照してください。
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