Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド

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2.31 DpmBackup(dpmbackup)

指定した管理対象リソースのディスク全体,またはパーティションの バックアップイメージファイルを取得するタスクを登録します。

タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。

構文

csm {DpmBackup | dpmbackup} macAddr=<MACアドレス> 
diskNo=<ディスク番号> [partitionNo=<パーティション番号>] 
[backupEntireDisk={enable | disable}] 
backupFileName=<バックアップイメージファイル名>
[compressBackupData={enable | disable}] 
[allowForcePowerOff={yes | no}] [powerStatusAfterTask={on | off | same}] 
[schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] 
[notification={send | not_send | send_only_failed}]

パラメーター

パラメーター 説明
macAddr バックアップする管理対象リソースのMACアドレスを指定します。MACアドレスの値は<XX:XX:XX:XX:XX:XX>の形式で指定してください。XXは2桁の16進数です。
diskNo バックアップするディスク番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
partitionNo バックアップするパーティション番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではdiskNoで指定したディスクの全パーティションをバックアップします。
backupEntireDisk diskNoで指定したディスクについて,ディスク上の全セクターをバックアップするかどうかを指定します。
  • enable:未使用セクターを含む全セクターをバックアップする
  • disable:有効セクターだけをバックアップする
デフォルトの値はdisableです。
partitionNoを指定してパーティションをバックアップする場合,このパラメーターは無視されます。
全セクターの指定が必要なファイルシステムを含むディスクをバックアップする場合,必ずenableを指定してください。セクターの指定の詳細については「ソフトウェア添付資料」でご確認ください。
backupFileName 管理サーバに保存するバックアップイメージファイル名を指定します。拡張子「.lbr」も含めた128バイト以内の絶対パスを指定してください。
ドライブ文字の「:」を除き,次の文字は使用できません。
/ * ? < > " | : ;
compressBackupData バックアップイメージファイルを圧縮するかどうかを指定します。
  • enable:圧縮する
  • disable:圧縮しない
デフォルトの値はenableです。
allowForcePowerOff バックアップする管理対象リソースの電源状態がONだった場合に,管理対象リソースの電源を強制的にOFFにするかどうかを指定します。
  • yes:許可する(電源を強制的にOFFにする)
  • no:許可しない(電源を強制的にOFFにしない)
デフォルトの値はnoです。
powerStatusAfterTask バックアップ完了時に管理対象リソースの電源状態をどのように制御するかを指定します。
  • on:電源ONにする
  • off:電源OFFにする
  • same:バックアップ実行前と同じ状態にする
デフォルトの値はsameです。
schedule バックアップを開始するスケジュールを指定します。
  • Now:即時開始
  • Laterdateで指定した日時に開始
Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
デフォルトの値はNowです。
date バックアップを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleLaterを指定する場合,dateは必須です。
notification Eメール通知の方法を指定します。
  • send:Eメール通知あり
  • not_send:Eメール通知なし
  • send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
デフォルトの値はnot_sendです。

事前に確認しておく情報

MACアドレスは[デプロイメントリソース]画面の一覧を,ディスク構成は操作する管理対象リソースのディスク構成情報を,それぞれGUIで参照して確認してください。

事前に完了しておく操作

管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加する手順およびホストを管理対象に追加する手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Managerユーザーズガイド」を参照してください。

MACアドレスが「00:00:87:1A:2B:3C」の管理対象リソースを,ファイル名E:\csm-cli\BK-2014-12-25.lbrを指定してバックアップするタスクを登録する例を示します。

Client1>csm DpmBackup macAddr=00:00:87:1A:2B:3C diskNo=1 partitionNo=2 backupFileName=E:\csm-cli\BK-2014-12-25.lbr powerStatusAfterTask=on schedule=Later date="2014/12/25 00:00:00" notification=send_only_failed
400000000003500

この例では,次に示す設定内容でバックアップするタスクを登録します。

戻り値

意味
0 タスクの登録に成功した。
1 タスクの登録に失敗した。

注意事項

関連コマンド

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