Compute Systems Manager CLI リファレンスガイド
指定した管理対象リソースのディスク全体,またはパーティションの バックアップイメージファイルを取得するタスクを登録します。
タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。
csm {DpmBackup | dpmbackup} macAddr=<MACアドレス> diskNo=<ディスク番号> [partitionNo=<パーティション番号>] [backupEntireDisk={enable | disable}] backupFileName=<バックアップイメージファイル名> [compressBackupData={enable | disable}] [allowForcePowerOff={yes | no}] [powerStatusAfterTask={on | off | same}] [schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}] [notification={send | not_send | send_only_failed}]
パラメーター 説明 macAddr バックアップする管理対象リソースのMACアドレスを指定します。MACアドレスの値は<XX:XX:XX:XX:XX:XX>の形式で指定してください。XXは2桁の16進数です。 diskNo バックアップするディスク番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。 partitionNo バックアップするパーティション番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではdiskNoで指定したディスクの全パーティションをバックアップします。backupEntireDisk diskNoで指定したディスクについて,ディスク上の全セクターをバックアップするかどうかを指定します。 デフォルトの値はdisableです。
- enable:未使用セクターを含む全セクターをバックアップする
- disable:有効セクターだけをバックアップする
partitionNoを指定してパーティションをバックアップする場合,このパラメーターは無視されます。
全セクターの指定が必要なファイルシステムを含むディスクをバックアップする場合,必ずenableを指定してください。セクターの指定の詳細については「ソフトウェア添付資料」でご確認ください。backupFileName 管理サーバに保存するバックアップイメージファイル名を指定します。拡張子「.lbr」も含めた128バイト以内の絶対パスを指定してください。
ドライブ文字の「:」を除き,次の文字は使用できません。
/ * ? < > " | : ;compressBackupData バックアップイメージファイルを圧縮するかどうかを指定します。 デフォルトの値はenableです。
- enable:圧縮する
- disable:圧縮しない
allowForcePowerOff バックアップする管理対象リソースの電源状態がONだった場合に,管理対象リソースの電源を強制的にOFFにするかどうかを指定します。 デフォルトの値はnoです。
- yes:許可する(電源を強制的にOFFにする)
- no:許可しない(電源を強制的にOFFにしない)
powerStatusAfterTask バックアップ完了時に管理対象リソースの電源状態をどのように制御するかを指定します。 デフォルトの値はsameです。
- on:電源ONにする
- off:電源OFFにする
- same:バックアップ実行前と同じ状態にする
schedule バックアップを開始するスケジュールを指定します。 Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
- Now:即時開始
- Later:dateで指定した日時に開始
デフォルトの値はNowです。date バックアップを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleにLaterを指定する場合,dateは必須です。notification Eメール通知の方法を指定します。 デフォルトの値はnot_sendです。
- send:Eメール通知あり
- not_send:Eメール通知なし
- send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
- 操作する管理対象リソースのMACアドレス
管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加した際に検出したMACアドレスを確認してください。- 操作する管理対象リソースのディスク構成
OS上で表示されるディスク番号やパーティション番号と,デプロイメントマネージャーが認識する番号が異なる場合があります。事前にデプロイメントマネージャーが認識する番号を確認することを推奨します。MACアドレスは[デプロイメントリソース]画面の一覧を,ディスク構成は操作する管理対象リソースのディスク構成情報を,それぞれGUIで参照して確認してください。
- 管理サーバの起動
- loginコマンドによる管理サーバとのセッションの開始
- 操作する管理対象リソースの,デプロイメントマネージャーへの追加
- 操作する管理対象リソース上のホスト(OS)の管理対象への追加
管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加する手順およびホストを管理対象に追加する手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Managerユーザーズガイド」を参照してください。
MACアドレスが「00:00:87:1A:2B:3C」の管理対象リソースを,ファイル名E:\csm-cli\BK-2014-12-25.lbrを指定してバックアップするタスクを登録する例を示します。
Client1>csm DpmBackup macAddr=00:00:87:1A:2B:3C diskNo=1 partitionNo=2 backupFileName=E:\csm-cli\BK-2014-12-25.lbr powerStatusAfterTask=on schedule=Later date="2014/12/25 00:00:00" notification=send_only_failed 400000000003500この例では,次に示す設定内容でバックアップするタスクを登録します。
- バックアップする管理対象リソース(MACアドレス)
00:00:87:1A:2B:3C- バックアップ対象のディスク
ディスク1のパーティション2- 保存するバックアップメージファイル名
E:\csm-cli\BK-2014-12-25.lbr- バックアップイメージファイルの圧縮
圧縮する(省略時のデフォルト値)- 強制電源OFF
許可しない(省略時のデフォルト値)- バックアップ完了時の電源制御
電源ONにする- バックアップを実行する日時
2014年12月25日の午前0時に開始- Eメール通知
タスクが失敗した場合だけ通知する
値 意味 0 タスクの登録に成功した。 1 タスクの登録に失敗した。
- DpmBackupコマンドを実行すると,指定した管理対象リソースのバックアッププロファイルの内容をコマンドで指定した内容で上書きします。コマンドの実行後,GUIで表示するとコマンドで指定した内容が反映されます。
- backupFileNameパラメーターで指定したパスに同じ名前のファイルがある場合,ファイルを上書きします。複数のバックアップイメージファイルを残す場合は,指定するファイル名を変えてください。
- CLIから管理対象リソースをバックアップするタスクを登録する場合は,GUIから登録する場合と異なり,バックアップイメージファイルの拡張子の前にサフィックスなどの追加文字を付けません。CLIコマンドで指定したファイル名でバックアップイメージファイルが作成されます。
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