Compute Systems Manager 導入・設定ガイド
hcmds64getlogsコマンドを実行すると,ログファイルとデータベースファイルの保守情報を採取できます。
管理サーバの保守情報を採取するhcmds64getlogsコマンドの書式を次に示します。
Windows:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64getlogs /dir <ディレクトリ名> [/types <Hitachi Command Suite製品の名称> [<Hitachi Command Suite製品の名称>...]] [/arc <アーカイブファイル名>] [/logtypes <ログファイル種別> [<ログファイル種別>...]]
Linux:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64getlogs -dir <ディレクトリ名> [-types <Hitachi Command Suite製品の名称> [<Hitachi Command Suite製品の名称>...]] [-arc <アーカイブファイル名>] [-logtypes <ログファイル種別> [<ログファイル種別>...]]
- dir
- 保守情報を格納するローカルディスク上のディレクトリの名前を指定します。あらかじめディレクトリを作成している場合は,ディレクトリを空にしてください。
- 指定できるパスの最大長は41バイトです。typeオプションにCompute Systems Manager以外のアプリケーション名を指定した場合の最大長については,各製品のマニュアルを参照してください。
- パスには一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を示します。
\ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `
パスの区切り文字として,Windowsの場合は円記号(\),コロン(:)およびスラント(/),Linuxの場合はスラント(/)を使用できます。パスの末尾にはパスの区切り文字を指定しないでください。- Windowsの場合,パス中に半角スペースを指定するときは,パスを引用符(")で囲んで指定してください。Linuxの場合は,パス中に半角スペースは指定できません。
- types
- 障害などの理由によって,特定のHitachi Command Suite製品の保守情報だけしか採取できない場合に,採取対象の製品の名称を指定します。
- Compute Systems Manager以外のHitachi Command Suite製品の名称については,それぞれのHitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。
- Compute Systems Managerの保守情報だけを採取する場合には,「HCSM」と指定します。
- 複数の製品名を指定する場合は,半角スペースで区切ってください。
- typesオプションとlogtypesオプションの両方を指定する場合,logtypesオプションの引数には「log」を指定してください。
- typesオプションを省略した場合,管理サーバにインストールされているすべてのHitachi Command Suite製品の保守情報が採取されます。管理サーバに32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品がインストールされている場合は,その製品の保守情報も採取されます。
- arc
- 作成されるアーカイブファイルの名前を指定します。通常は,指定不要です。
- arcオプションを省略した場合,ファイル名は「HiCommand_log_64」になります。
- アーカイブファイルは,dirオプションで指定したディレクトリの下に出力されます。
- アーカイブファイルが出力されるときに,各アーカイブファイルの種類に応じた拡張子(.jar,.hdb.jar,.db.jarまたは.csv.jar)が付けられます。
- ファイル名には一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を次に示します。
\ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `- Linuxの場合,ファイル名に半角スペースは指定できません。
- logtypes
- 障害などの理由によって,特定のログファイルしか採取できない場合に,採取対象のログファイルの種別を指定します。
- 指定できるログファイルの種別を次に示します。
- 「log」:.jarファイルと.hdb.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
- 「db」:.db.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
- 「csv」:.csv.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
- 複数の種別を指定する場合は,半角スペースで区切ってください。
- logtypesオプションを省略した場合,すべてのログファイル(.jar,.hdb.jar,.db.jarおよび.csv.jar)が採取されます。
0:正常終了
1:パラメーターエラー
2:異常終了
重要
- hcmds64getlogsコマンドを複数同時に実行しないでください。
- hcmds64getlogsコマンド終了時に,メッセージKAPM05318-IまたはKAPM05319-Eが出力されない場合は,dirオプションで指定するディレクトリに十分な空き容量がないためhcmds64getlogsコマンドが途中で終了している状態です。
dirオプションで指定するディレクトリに十分な空き容量を確保したあとで,再度hcmds64getlogsコマンドを実行してください。Compute Systems Managerを含むすべてのHitachi Command Suite製品の保守情報を採取するhcmds64getlogsコマンドの実行例を次に示します。
- 実行例1:Windowsの管理サーバで保守情報をc:\logsディレクトリに格納する場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64getlogs /dir c:\logs
- 実行例2:Linuxの管理サーバで保守情報を/var/tmp/logsディレクトリに格納する場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64getlogs -dir /var/tmp/logs
実行例どおりにコマンドを実行すると,Compute Systems Manager以外のHitachi Command Suite製品の保守情報も採取されます。Compute Systems Managerだけに限定して保守情報を採取するhcmds64getlogsコマンドの実行例を次に示します。
Windows:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>\bin\hcmds64getlogs /dir c:\logs /types HCSM
Linux:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64getlogs -dir /var/tmp/logs -types HCSM
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