Compute Systems Manager ユーザーズガイド

5.1.1 アラートの設定とは

Compute Systems Managerでは，管理対象リソースで発生した障害の情報（アラート）を管理クライアントで監視できます。

障害の情報を監視するためには，事前にアラートを設定します。

アラートに関して設定できる項目を次に示します。

• SNMPトラップの受信設定
  管理対象ホストから送られるSNMPトラップをアラートとしてCompute Systems Managerで受信する場合に設定します。
  
• Eメールで通知するアラートレベルの設定
  Compute Systems Managerが受信したアラートをEメールで通知する場合に設定します。
  通知するアラートのレベルをあらかじめ設定しておきます。アラートレベルの設定は，ユーザーごとに変更できます。
  

  重要

  Compute Systems Managerの停止中に管理対象シャーシおよびサーバで発生したアラートは，Compute Systems Managerの起動後に受信できます。ただし，受信したアラートはEメールで通知しません。

• アラート発生時に実行するスクリプトコマンドの設定
  Compute Systems Managerがアラートを受信した場合に実行するスクリプトコマンドを設定します。
  スクリプトコマンドは管理サーバ上で実行されます。
  

  重要

  Compute Systems Managerの停止中に管理対象シャーシおよびサーバで発生したアラートは，Compute Systems Managerの起動後に受信できます。ただし，アラートに設定したスクリプトコマンドは実行しません。

• JP1/IMへのアラート情報通知の設定（管理サーバのOSがWindowsの場合）
  Compute Systems Managerのアラート情報をJP1/IMで監視する場合に，JP1イベント転送を設定します。
  Compute Systems Managerのアラート情報は，JP1イベントとしてJP1/IMに転送されます。
  

  重要

  Compute Systems Managerの停止中に管理対象シャーシおよびサーバで発生したアラートは，Compute Systems Managerの起動後に受信できます。ただし，受信したアラートはJP1/IMに通知しません。

  管理サーバのアラート通知で，JP1イベント転送機能を設定します。
  
• 性能アラートを受信するためのしきい値の設定
  管理対象ホストで想定される性能問題が発生する前にアラートを受信する場合に，しきい値を設定します。
  各種性能情報および各ホストに対して，しきい値を設定できます。
  
• アラートの保持件数の変更
  アラートはシステムで設定された値を超えると，定期的に日付の古いものから削除されます。Compute Systems Managerが保持するアラートの数が多くなり，アラートの一覧表示に時間が掛かる場合，アラートの保持件数を少なくできます。
  

関連項目

• 5.1.2 SNMPトラップの受信設定とは
• 5.1.7 Eメールで通知するアラートレベルを設定する
• 5.1.8 アラート発生時に実行するスクリプトコマンドの設定とは
• 5.1.12 アラート情報をJP1/IMに通知するよう設定する
• 5.1.13 性能情報のしきい値を設定する
• 5.1.14 アラートの保持件数を変更する
• 5.6.1 アラートへの対処とは

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