Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
この例では,テープバックアップ管理用のソフトウェアとしてNetBackupを使用しています。次の設定内容を前提とします。
- CLASSが並列バックアップの数(この例では5つ)だけ作成されている。
- CLASSはそれぞれClass1,Class2,Class3,Class4,Class5という名称で作成されている。
- それぞれのCLASSにSCHEDULEが作成されている。SCHEDULE名は次のとおりとする。
Class1:Schedule1
Class2:Schedule2
Class3:Schedule3
Class4:Schedule4
Class5:Schedule5- それぞれの媒体の保護期間に「14日」が設定されている。
なお,例で使用している「CLASS」は「POLICY」と置き換えてもかまいません。ただし,同一のMOUNT_POINTに対してPOLICYとCLASSの両方を指定してはいけません。
- この節の構成
- A.7.1 テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する例
- A.7.2 テープバックアップ用構成定義ファイルの設定例
A.7.1 テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する例
- テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する例を示します。
テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録するには,バックアップサーバでdrmtapeinitコマンドを実行します。次のように実行します。
PROMPT> drmtapeinit PROMPT> KAVX0411-I バックアップ管理製品名を入力してください: NBU PROMPT> KAVX0417-I バックアップカタログの保存日数を入力してください: 10テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための構成定義ファイルが作成されたことを確認します。
- テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための構成定義ファイルの例
(C:\Program Files\Hitachi\DRM\conf\tape\DEFAULT.dat)
NBU
10なお,テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する手順の詳細は,「3.10.1 テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する」を参照してください。
テープバックアップ用構成定義ファイルの設定例を示します。
テープバックアップ用構成定義ファイルは,バックアップサーバに配置します。この例では,バックアップサーバから副ボリュームにマウントするマウントポイント(W:,X:,Y:,Z:)を指定しています。また,VDIメタファイルの格納先として,「default」を指定しています。メタファイルの格納先は絶対パスでもかまいません。この場合,この例では「C:\FTP_ROOT\script\OperationA\AP」と指定します。
- テープバックアップ用構成定義ファイルの例
(C:\Program Files\Hitachi\DRM\conf\tape\NBU.dat)
INST_PATH=C:\Program Files\VERITAS\NetBackup
MOUNT_POINT=W:
CLASS=Class1
SCHEDULE=Schedule1
MOUNT_POINT=X:
CLASS=Class2
SCHEDULE=Schedule2
MOUNT_POINT=Y:
CLASS=Class3
SCHEDULE=Schedule3
MOUNT_POINT=Z:
CLASS=Class4
SCHEDULE=Schedule4
MOUNT_POINT=default
CLASS=Class5
SCHEDULE=Schedule5
PARALLEL_COUNT=5なお,テープバックアップ用構成定義ファイルの詳細は,「3.10.2 テープバックアップ用構成定義ファイルの作成」を参照してください。
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