Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
drmtapeinitコマンドを実行して,テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録します。出力されるメッセージに従って,次の項目を登録します。
- テープバックアップ管理用のソフトウェア名
- テープバックアップ用のバックアップカタログの保存日数
登録した内容はファイルとして,次の場所に保管されます。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\tape\DEFAULT.dat
テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録する手順は,次のとおりです。
- drmtapeinitコマンドを実行します。
PROMPT> drmtapeinit- 次のメッセージが出力されますので,テープバックアップ管理用のソフトウェア名を入力してください。
KAVX0411-I バックアップ管理製品名を入力してください:入力する値は次のとおりです。
NetBackupを使用している場合:NBU
Backup Execを使用している場合:BEWS- 次のメッセージが出力されますので,バックアップカタログの保存日数を数値で入力してください。
KAVX0417-I バックアップカタログの保存日数を入力してください:ここで入力する保存日数の値については,後述の注意事項を参照してください。- drmtapeinitコマンドを,-vオプションを指定して実行し,情報が正しく登録されているかどうかを確認します。
実行例を次に示します。PROMPT> drmtapeinit -v PROMPT> <バックアップ製品名> : NBU PROMPT> <バックアップカタログの保存日数> : 10
- バックアップカタログの保存日数についての注意事項
- drmtapeinitコマンドで入力するテープバックアップ用のバックアップカタログの保存日数は,次のように指定してください。
テープバックアップ管理用のソフトウェアで設定した媒体の保護期間≧drmtapeinitコマンドで入力したバックアップカタログの保存日数
テープバックアップ管理用のソフトウェアで設定した媒体の保護期間より,バックアップカタログの保存日数を長くした場合,媒体の保護期間が過ぎてしまうと,バックアップカタログが在ってもリストアできなくなります。- 0を指定した場合,バックアップカタログは無期限に保存されますのでご注意ください。
- バックアップカタログの保存日数を過ぎたバックアップカタログは,保存日数を過ぎたあと,次に示すコマンドを実行したときに削除されます。
drmmount,drmtapecat(-oまたは-deleteオプション指定時を除く)- drmtapeinitコマンドで一度設定した,テープバックアップ管理用のソフトウェアと連携するための情報を登録するファイルが不要,または変更になった場合,ファイルを削除してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.