Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合は,次の手順でストレージグループをテープにバックアップ,またはテープからリストアしてください。なお,バックアップの手順1から手順6までの操作の詳細については,「7.3.3 ストレージグループをテープにバックアップする」を参照してください。また,リストア操作の詳細については,「7.3.4 ストレージグループをテープからリストアする」を参照してください。
ストレージグループをテープへバックアップするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):
- 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_CACHE_PURGEを実行して,副ボリュームのキャッシュをクリアします。
- 常時スプリット運用の場合,EX_DRM_RESYNCを実行して,コピーグループを再同期します。
- EX_DRM_EXG_BACKUPを実行して,ストレージグループを副ボリュームへバックアップします。
- EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
- EX_DRM_FTP_PUTを実行して,一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
- EX_DRM_DB_IMPORTを実行して,データベースサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
- バックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバの次のディレクトリにあるバックアップID記録ファイル(<オペレーションID>.bid)を開きます。<FTP_HOME_DIR値>\<FTP_SUB_DIR値>\<オペレーションID>\BK\<オペレーションID>.bid- データファイルの格納場所を確認します。
確認するには,手順7で確認したバックアップIDを引数にして,drmmountコマンドを実行します。
drmmountコマンドの表示結果に,マウントされたドライブ名が表示されます。
マウントされたドライブには,ストレージグループのデータファイル(*.edb),トランザクションログファイル(*.log),チェックポイントファイル(*.chk)が格納されています。このとき,バックアップするファイルの内容を確認するには,drmexgcatコマンドを実行してください。- マウントされたドライブに格納されているすべてのファイルをテープバックアップ管理用のソフトウェアで,テープにバックアップします。
- 手順8でマウントしたマウントポイントを,drmumountコマンドを実行してアンマウントします。
ストレージグループをテープからリストアするには(Application Agentと連携できないテープバックアップ管理用のソフトウェアを使用している場合):
- drmexgcatコマンドを実行して,リストア対象となるバックアップカタログのバックアップIDを確認します。
- drmmountコマンドを実行してから,バックアップの手順7,8で確認した格納場所へ,テープからリストアします。
- バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。
- 「7.3.4 ストレージグループをテープからリストアする」の手順4以降を実行して,副ボリュームから正ボリュームへリストアしてください。
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