Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
世代1のバックアップを取得してから,コピーグループをロックする手順について説明します。
なお,下記の手順では,オペレーションIDとして「Operation_A」を使用します。
コピーグループをロックするには:
- 副ボリュームの状態を確認します。
コピーグループの一覧を表示し,ロックされているコピーグループがないことを確認します。
コピーグループのロック状態を確認するには,drmcgctlコマンドを引数なしで実行します。LOCK STATUS欄にUNLOCKEDと表示されていれば,コピーグループはロックされていません。DBServer > drmcgctl COPY GROUP LOCK STATUS BACKUP-ID VG01,VOL11 UNLOCKED 0000000001 VG01,VOL12 UNLOCKED 0000000001 VG01,VOL13 UNLOCKED 0000000001 VG02,VOL21 UNLOCKED 0000000002 VG02,VOL22 UNLOCKED 0000000002 VG02,VOL23 UNLOCKED 0000000002 VG03,VOL31 UNLOCKED 0000000003 VG03,VOL32 UNLOCKED 0000000003 VG03,VOL33 UNLOCKED 0000000003 DBServer >- 正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ(世代1)を取得します。
DBServer > EX_DRM_SQL_BACKUP Operation_A副ボリューム1に正ボリュームのバックアップが取得されます。- データが正しくバックアップされていることを確認します。
正しくバックアップされていることを確認するには,データベースサーバでdrmsqlcatコマンドおよびdrmappcatコマンドを実行します。DBServer > drmsqlcat default INSTANCE: default BACKUP-ID: 0000000004 BACKUP-MODE: ONLINE INSTANCE: default : : DBServer > drmappcat BACKUP-ID BACKUP-MODE BACKUP-OBJECT START-TIME END-TIME 0000000004 ONLINE MSSQL 2004/08/11 14:04:10 2004/08/11 14:04:22 0000000002 ONLINE MSSQL 2004/08/05 14:13:44 2004/08/05 14:13:55 0000000003 ONLINE MSSQL 2004/08/05 14:16:24 2004/08/05 14:16:35 DBServer >この例では,drmsqlcatコマンドの結果から,最新のバックアップIDが「0000000004」であることがわかります。また,drmappcatコマンドの実行結果を見ると,手順1のdrmcgctlコマンドの結果では表示されていたバックアップID「0000000001」が,「0000000004」に書き換わっていることがわかります。- 副ボリューム1をロックします。
バックアップデータ(世代1)を保持するために,世代1のコピーグループをロックします。世代1のコピーグループをロックするには,-mode lockオプションを指定してdrmcgctlコマンドを実行します。ロック対象は,バックアップIDまたはコピーグループで指定できます。
ここでは,バックアップID「0000000004」を指定して,drmcgctlコマンドを実行します。DBServer > drmcgctl -backup_id 0000000004 -mode lock KAVX0001-I drmcgctlコマンドを開始します。 KAVX0302-I 指定されたバックアップIDに対応するコピーグループをロックしました。 KAVX0002-I drmcgctlコマンドを終了します。なお,ロックは,ロックを実施したサーバに対してだけ有効となります。複数サーバ構成の場合は,運用に合わせてロックを実施してください。- 副ボリュームの状態を確認します。
コピーグループの一覧を表示し,ロックされているコピーグループの状態を確認します。DBServer > drmcgctl COPY GROUP LOCK STATUS BACKUP-ID VG01,VOL11 LOCKED 0000000004 VG01,VOL12 LOCKED 0000000004 VG01,VOL13 LOCKED 0000000004 VG02,VOL21 UNLOCKED 0000000002 VG02,VOL22 UNLOCKED 0000000002 VG02,VOL23 UNLOCKED 0000000002 VG03,VOL31 UNLOCKED 0000000003 VG03,VOL32 UNLOCKED 0000000003 VG03,VOL33 UNLOCKED 0000000003 DBServer >LOCK STATUS欄にLOCKEDと表示されているコピーグループがロックされています。
世代1のコピーグループがロックされると,以降のバックアップは,副ボリューム2および副ボリューム3の2つのボリュームを使って取得されます。
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