Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentでは,SCR構成でのソースに対するVSSバックアップ機能とそのバックアップデータのリストア機能を提供します。ターゲットの構成の制限は,Exchange Server 2007の制限と同じです。Exchange Server 2007の制限については,Exchange Server 2007のマニュアルを参照してください。Application Agent独自の制限はありません。
SCR構成例を次に示します。
Application Agentのリストア処理ではSCR構成でのシード処理(データの再同期)を実行する「SCRのシード機能」を提供します。SCRのシード機能を使用するかどうかは,ユーザーが設定できます。SCRのシード機能は,次の場合に使用します。
- ポイントインタイムリストアを実行する場合
- ロールフォワードリストアを実行する場合に,ソースとターゲットでデータが不整合となっていることが判明しているとき
各ストレージグループに設定されているターゲットのうち1つ以上が動作していればシード機能を使用したリストアを実行できます。
SCRのシード機能を使用しない場合は,リストア後にSCR構成のシード処理をユーザーが手動で実行する必要があります。SCR構成のシード処理を次に示します。
- レプリケーションの中断
- ターゲット上のExchangeデータベースファイル,トランザクションログファイル,チェックポイントファイルの削除
- ソースからターゲットへデータの再同期
- レプリケーションの再開
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