Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


2.6.1 SQL Serverデータベースの配置に関する前提条件

SQL Serverデータベースを構成するデータをボリューム上に配置する際の条件と注意事項について,説明します。

バックアップ対象となるデータ

Application AgentでSQL Serverデータベースをバックアップする場合,対象となるデータは次のとおりです。

データの配置に関する前提条件

データベースをバックアップおよびリストアするには,対象となるデータとそのほかのデータをそれぞれ,次の条件を満たすようにボリュームに配置しておく必要があります。

警告
次のデータをバックアップ対象のデータと同じボリュームに配置しないでください。
  • ほかのアプリケーションが管理しているデータ
  • バックアップ対象外のSQL Serverのインスタンスが管理しているデータ
  • tempdb
バックアップ対象外のアプリケーションのデータやtempdbは静止化されないため,バックアップ対象のSQL Serverデータベース構成ファイルと同じボリュームに配置してバックアップすると,バックアップ対象外のファイルの書き込み中に処理が実行され,不正なバックアップデータができるおそれがあります。
またリストア時は,バックアップ対象外のアプリケーションのデータやtempdbが,使用中に書き換えられ,アプリケーションが不正な状態になるおそれがあります。

SQL Serverデータベースを構成するデータの配置例を次の図に示します。

図2-16 SQL Serverデータベースを構成するデータの配置

[図]

バックアップ対象の名称に関する前提条件

バックアップ対象のデータベース名は次の条件を満たしている必要があります。

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.