Replication Manager ユーザーズガイド
Replication Managerを使用してコピーペアを定義および管理するには,ボリュームを検出しておく必要があります。この検出プロセスによって,Replication Managerはペア定義に使用できるボリュームの一覧を認識します。
オープン系システムのボリュームは,情報取得元を登録したあとで構成情報を更新すれば検出できます。構成情報を更新すると,最新の構成情報がReplication Managerに反映されます。
メインフレーム系システムのボリュームは,ボリュームスキャンを連続して実行すれば検出できます。ボリュームスキャンは,Replication ManagerがBusiness Continuity Managerエージェントの初期設定パラメーターに指定したDADIDやプレフィックスなどの情報をロードしてから,実行されます。この情報は,Business Continuity Managerの登録時に,情報取得元として利用できます。
メインフレームボリュームの検出とは,コピーペア定義に利用できるボリューム一覧をReplication Managerが認識するためのプロセスです。Replication Managerがボリュームを検出するプロセスを次に示します。
- Business Continuity Managerの登録時に,次に示す情報を読み込みます。
- Business Continuity Managerエージェントの初期設定パラメーターに指定したDADID(Gen'ed/Non Gen'ed/Remote)およびプレフィックス
- ディスク構成定義ファイルおよびコピーグループ定義ファイル用に割り当てられたデータセット
- ディスク構成定義ファイルに記述されたボリューム一覧
- コピーグループ定義ファイルに記述された(コピーグループおよびコンテナを含む)ペア構成
- 読み込んだ情報を使ってボリュームをスキャンし,コピーペア構成定義に使用できるボリュームを見つけます。
- 認識したディスク構成を,ボリューム一覧としてディスク構成定義ファイルに格納します。
参考
- Device ManagerにはReplication Manager操作用の共通機能がありますが,Business Continuity Managerはメインフレーム系の情報のただ1つの取得元です。
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