Replication Manager ユーザーズガイド
情報取得元の追加手順について説明します。
- この項の構成
- (1) Device Managerサーバの追加
- (2) Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentの追加
- (3) Application Agentの追加
Device Managerサーバの追加手順を次に示します。
- Device Managerサーバを情報取得元として追加する上で必要な情報を準備します。次に示すDevice Managerサーバの情報を,あらかじめ確認しておいてください。
- IPアドレスまたはホスト名
- Replication Manager(HTTPまたはHTTPS)との通信に使用するプロトコル
- ポート番号(Device Managerサーバのserver.propertiesファイルのserver.http.portプロパティまたはserver.https.portプロパティの値)
- Device ManagerサーバにログインするためのユーザーIDおよびパスワード
重要
- Device Managerサーバを追加できるのは,AdminまたはModify(Device Manager管理)権限を持ち,かつAll Resourcesグループに属するユーザーに限られます。
- [エクスプローラ]メニューの[管理者メニュー]-[情報取得元]をクリックします。
情報取得元サブウィンドウが表示されます。- オブジェクトツリーを展開してから,[Device Manager]を選択します。
Device Managerサブウィンドウが表示されます。- [HDvM追加]ボタンをクリックします。
Device Managerの追加ダイアログが表示されます。- 手順1で準備した,Device Managerサーバの情報を入力します。
参考
- 複数の情報取得元をまとめて追加する場合,[登録時にDevice Managerによって管理されているコピーペア構成を取得する]チェックボックスをオフにすることをお勧めします。この場合,すべての情報取得元を追加したあとで,新規に追加したサーバから構成情報を取得すれば,登録処理を早く進められます。
- [OK]ボタンをクリックして,Device Managerサーバを登録します。
登録したDevice Managerサーバの情報がDevice Managerサブウィンドウに表示されます。
参考
- リモートDevice Managerを登録すると,Replication ManagerからリモートDevice ManagerのGUIを起動するためのリンクを設定することができます。リモートDevice Managerへのリンクは,グローバルタスクバーエリアの[起動]メニューに登録されます。管理サーバ上でhcmds64linkコマンドを実行してください。このコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。
(2) Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentの追加
Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentの追加手順を次に示します。
- Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentを情報収集元として追加するために必要な情報を用意します。
Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentをインストールするホストに関して,次の情報を調べておきます(IPv6の場合はIHSについての情報が必要です)。
- IPアドレス(またはホスト名)
- ポート番号(Replication Managerとの通信に使用します)
- ユーザーIDおよびパスワード(HTTPの代わりにHTTPSプロトコルを使ってBusiness Continuity Managerに接続したい場合)
重要
- HTTPSプロトコルを使用するには,WebSphere Application Server for z/OSに同梱されたIHSをメインフレーム系ホストに設定する必要があります。
- [エクスプローラ]メニューの[管理者メニュー]-[情報取得元]をクリックします。
情報取得元サブウィンドウが表示されます。- オブジェクトツリーを展開してから,[BC Manager / Mainframe Agent]を選択します。
BC Manager / Mainframe Agentサブウィンドウが表示されます。- [BCM / MFA追加]ボタンをクリックします。
BC Manager / Mainframe Agentの追加ダイアログが表示されます。- 手順1で準備した,Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentの情報を入力します。
重要
- IPv6を使用してBusiness Continuity ManagerまたはMainframe Agentに接続する場合には,IHSのIPアドレス(またはホスト名)とポート番号を指定します。
参考
- 複数の情報取得元をまとめて追加する場合,[登録時にBC Manager / Mainframe Agentによって管理されているコピーペア構成を取得する]チェックボックスをオフにすることをお勧めします。この場合,すべての情報取得元を追加したあとで,新規に追加したBusiness Continuity ManagerまたはMainframe Agentから構成情報を取得すれば,登録処理を早く進められます。
- [OK]ボタンをクリックして,Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentを登録します。
登録したBusiness Continuity ManagerまたはMainframe Agentに関する情報がBC Manager / Mainframe Agentサブウィンドウに表示されます。Business Continuity Managerが登録されると,Replication Managerはボリュームをスキャンする目的でBusiness Continuity Managerに関連付けられた構成情報を読み込みます。
重要
- 既存のBusiness Continuity Manager環境が,次のどちらかまたは両方の構成になっているか確認してください。
- 複数のBusiness Continuity Managerが重複したコピーグループ定義ファイルを保持している
- 複数のBusiness Continuity Managerが重複したディスク構成定義ファイルを保持している
- この場合は,Replication Managerを使用して,プライマリーサイトのBusiness Continuity ManagerからセカンダリーサイトのBusiness Continuity Managerに,次のどちらかまたは両方を配布してください。
- ディスク構成定義ファイル
- コピーグループ定義ファイル
Application Agentの追加手順を次に示します。
- Application Agentを情報取得元として追加する上で必要な情報を準備します。データベースサーバおよびバックアップサーバにインストールされたApplication Agentをそれぞれ追加する必要があります。次に示す各サーバの情報を,あらかじめ確認しておいてください。
- データベースサーバおよびバックアップサーバのIPアドレスまたはホスト名
- Application Agentのポート番号(Application Agentのserver.propertiesファイルのserver.agent.portプロパティの値)
Application Agentで使用するポート番号とserver.propertiesファイルの格納先については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。- 仮想ホストのIPアドレスまたはホスト名(クラスタ構成の場合)
- アプリケーションの仮想ホスト名(クラスタ構成の場合)
重要
- 1つのデータベースサーバに対して,バックアップサーバはローカルコピー用で1つ,リモートコピー用で1つまでです。
重要
- Exchange Serverと連携する場合,DAGを構成しているホストのうち,レプリカを運用したいホストにだけApplication Agentを追加してください。
重要
- SQL Serverと連携する場合,バックアップサーバの追加は任意です。ただし,データをテープ装置にバックアップするときや,二次利用するときは,SQL Serverをインストールしたバックアップサーバが必要です。
- Application Agentの追加と同時にアプリケーション構成情報を取得する場合,データベースサーバとバックアップサーバ(設定済みのバックアップサーバがあるとき)のRAID Managerのインスタンスを起動しておきます。
データベースサーバとバックアップサーバにDevice Managerエージェントをインストールしていない場合(データベースサーバとバックアップサーバがペア管理サーバとしてReplication Managerに認識されていない場合),RAID Managerのインスタンスは自動的に起動しないため,あらかじめ起動しておく必要があります。起動方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。- [エクスプローラ]メニューの[管理者メニュー]-[情報取得元]をクリックします。
情報取得元サブウィンドウが表示されます。- オブジェクトツリーを展開してから,[Application Agent]を選択します。
Application Agentサブウィンドウが表示されます。- [Agent追加]ボタンをクリックします。
Application Agentの追加ダイアログが表示されます。- 手順1で準備した,データベースサーバまたはバックアップサーバの情報,サーバの種別,データベースサーバのクラスタ設定情報などを入力します。
注意
- 同じ物理ノードで複数の仮想ホストを構築する場合,次の項目は正しい組み合わせで入力してください。
- ホストID
- アプリケーション種別
- 仮想ホスト
- この項目の一部に,ほかの仮想ホストの情報を入力しても,エラーにならない場合があり,そのまま続けると正常に動作しないおそれがあります。
重要
- クラスタ構成の場合,[ホストID]にはアプリケーションの仮想ホストのホスト名またはIPアドレスを指定してください。
参考
- 複数の情報取得元をまとめて追加する場合,[登録時にApplication Agentによって管理されているアプリケーション構成情報を取得する。]チェックボックスをオフにすることをお勧めします。この場合,すべての情報取得元を追加したあとで,新規に追加したサーバから構成情報を取得すれば,登録処理を早く進められます。
参考
- Protection ManagerからReplication Managerに移行した場合には,[登録時にApplication Agentによって管理されているアプリケーション構成情報を取得する。]チェックボックスをオンにすると,既存のパラメーター情報やアプリケーション構成情報を取得できます。
- [OK]ボタンをクリックして,データベースサーバまたはバックアップサーバのApplication Agentを登録します。
登録したApplication Agentの情報がApplication Agentサブウィンドウに表示されます。
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