Replication Manager ユーザーズガイド

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8.2.5 プライマリーサイトのホスト障害への対処手順

プライマリーサイトのホスト障害への対処手順について説明します。

プライマリーサイトのホスト障害への対処を実施する場合,まずテイクオーバーの手順を実行してください。テイクオーバー手順については,「(1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)」を参照してください。

テイクオーバーの手順を実行したあとは,テイクバックの手順を実行してください。テイクバック手順については,「(2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)」を参照してください。

この項の構成
(1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)
(2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)

(1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)

プライマリーサイトのホストに障害が発生した場合,障害への対処を実施するために,業務をセカンダリーサイトへ切り替えます。

プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)の流れを次の図に示します。

図8-6 プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)

[図]

プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。

  1. コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
  2. セカンダリーサイトの業務プログラムを稼働して,セカンダリーサイトでの運用を開始します。
    必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。
    セカンダリーサイトでの運用を開始したら,プライマリーサイトのホストで発生した障害への対処を実施してください。

(2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)

障害から復旧したら,セカンダリーサイトで実施していた業務をプライマリーサイトに切り替えます。

注意
テイクバック手順を実行する前に,コピーペア構成定義ファイルが消失しているかどうか確認してください。コピーペア構成定義ファイルが消失している場合は,コピーペア構成定義ファイルを再作成したあとで,テイクバック手順を実行してください。
コピーペア構成定義ファイルを再作成する手順については,「8.2.3 コピーペア構成定義ファイル消失に備える準備と復旧手順」を参照してください。

プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)の流れを次の図に示します。

図8-7 プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)

[図]

プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。

  1. セカンダリーサイトで使用している業務プログラムを停止します。
  2. コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
  3. プライマリーサイトの業務プログラムを稼働して,プライマリーサイトでの運用を開始します。
    必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。

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