Replication Manager ユーザーズガイド
プライマリーサイトのホスト障害への対処手順について説明します。
プライマリーサイトのホスト障害への対処を実施する場合,まずテイクオーバーの手順を実行してください。テイクオーバー手順については,「(1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)」を参照してください。
テイクオーバーの手順を実行したあとは,テイクバックの手順を実行してください。テイクバック手順については,「(2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)」を参照してください。
- この項の構成
- (1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)
- (2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)
(1) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)
プライマリーサイトのホストに障害が発生した場合,障害への対処を実施するために,業務をセカンダリーサイトへ切り替えます。
プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)の流れを次の図に示します。
図8-6 プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)
プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクオーバー)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
- セカンダリーサイトの業務プログラムを稼働して,セカンダリーサイトでの運用を開始します。
必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。
セカンダリーサイトでの運用を開始したら,プライマリーサイトのホストで発生した障害への対処を実施してください。
(2) プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)
障害から復旧したら,セカンダリーサイトで実施していた業務をプライマリーサイトに切り替えます。
注意
- テイクバック手順を実行する前に,コピーペア構成定義ファイルが消失しているかどうか確認してください。コピーペア構成定義ファイルが消失している場合は,コピーペア構成定義ファイルを再作成したあとで,テイクバック手順を実行してください。
- コピーペア構成定義ファイルを再作成する手順については,「8.2.3 コピーペア構成定義ファイル消失に備える準備と復旧手順」を参照してください。
プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)の流れを次の図に示します。
図8-7 プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)
プライマリーサイトのホスト障害への対処(テイクバック)手順を次に示します。手順の番号は図中にある番号と対応しています。
- セカンダリーサイトで使用している業務プログラムを停止します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,swap操作を実行します。
- プライマリーサイトの業務プログラムを稼働して,プライマリーサイトでの運用を開始します。
必要に応じて,マイコピーグループの設定,アラートの設定,およびコピーペア状態の変更のタスクを生成してください。スナップショットグループで管理する場合,スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定が必要です。
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