Replication Manager ユーザーズガイド

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8.2.2 アラートが通知されている場合の障害への対処手順

アラートが通知されている場合のコピーペアに関する障害への対処手順を次に示します。

  1. アラート一覧で障害情報を確認します。
    エラーが検出された場合,アラート一覧を使って障害情報を確認します。ダッシュボードメニューでアラート数を更新するか,EメールまたはSNMPトラップでアラートの通知を受けることで,障害の発生を把握できます。アラート一覧を表示するには,[エクスプローラ]メニューの[アラート][アラート]をクリックします。
  2. どこで障害が発生しているか判別します。
    アラート一覧で,[リソース]配下に表示されているリソース名とリンクターゲットの情報を確認します。
  3. 障害の原因を特定し,対策を実行します。
    障害原因を特定するには,Replication Managerによって収集された情報を確認するか,Tuning Managerまたはストレージシステム運用管理ソフトウェアを使用します。障害を解消するには,Device Managerまたはストレージシステム運用管理ソフトウェアを使用します。
    オープン系システムのプール性能またはジャーナル性能に関する障害の場合,Replication Managerを使用して,関連するプールボリュームまたはジャーナルボリュームを変更したり,新規ボリュームを追加したりすることで,障害を解消できます。
  4. コピーペア状態に関するアラートの場合,コピーペア状態を変更します。
    オープン系システムでは,Replication Managerを使用してコピーペア状態を変更できます。必要であれば,障害を解消したあとでコピーペアの状態を元に戻すこともできます。また,データを副ボリュームから正ボリュームへとコピー(逆コピー)することでデータを復元したあと,障害状態が発生していたコピーペアの状態を正常に戻すこともできます。
  5. アラートの通知タイプが「手動」の場合,アラートを[完了]にします。
    アラートが[完了]状態になるまで,コピーペアのアラート通知は再開されません。アラートを[完了]にするには,[完了に設定]ボタンをクリックします。
    重要
    アラートを[完了]にしたあとで,[未完了]に戻すことはできません。

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