Replication Manager ユーザーズガイド
SQL Serverのレプリカの作成手順について説明します。
- この項の構成
- (1) レプリカ作成の流れ
- (2) レプリカ作成ウィザードの概要
- (3) レプリカ作成ウィザードの起動に関する要件
SQL Serverのデータベースのレプリカを作成するには,レプリカ作成ウィザードを使用します。レプリカを作成する日時もスケジューリングできます。
レプリカ作成ウィザードを完了すると自動でタスクが登録されます。登録されたタスクは,編集したりキャンセルしたりできます。
レプリカの作成の流れを次の図に示します。
Replication Managerでは,アプリケーションと連携してデータベースのレプリカを作成するためのレプリカ作成ウィザードを提供しています。このウィザードでは,ボリュームとリソースの関連を意識することなく,アプリケーション視点でレプリカを作成できます。
レプリカ作成ウィザードでは,次の操作を実行できます。
- レプリカ作成タスクの新規作成
- 既存のレプリカ作成タスクのオプションの編集
- 既存のレプリカ作成タスクへのレプリカ対象の追加
- 既存のレプリカ作成タスクからのレプリカ対象の削除
参考
- タスクは,コピーペア構成定義の作成タスクや編集タスク,コピーペア状態を変更するタスク,レプリカ管理のタスクを含め,合計1,000まで登録できます。
レプリカ作成ウィザードの起動時には,次に示す要件をすべて満たしている必要があります。
- レプリカを作成するためのコピーペアがあり,コピーペア状態がsyncまたはsuspend状態であること。
コピーペアがない場合は,コピーペア構成定義ウィザードやRAID Managerなどを使用して作成してください。- アプリケーションビューからコピーペア構成定義ウィザードを使用してコピーペアを作成した場合に,データベースサーバに最新の構成情報が反映されていること。
アプリケーションビューで該当するデータベースサーバを選択して[ホスト情報更新]ボタンをクリックし,情報を更新しておいてください。- レプリカ作成対象の副ボリュームがマウントされていないこと。
- ローカルコピーでマルチターゲット構成になっているコピーペアを使用してレプリカを作成する場合は,世代間のコピーペア数が等しいこと。
- データベースサーバのApplication Agentの設定で次の設定が完了していること。
- 対象のHORCMインスタンス
- バックアップサーバ(バックアップサーバを使用する場合)
- RAID Managerインストールパス
- SQLインスタンス
- バックアップサーバを使用する場合,バックアップサーバのApplication Agentの設定で次の設定が完了していること。
- 対象のHORCMインスタンス
- RAID Managerインストールパス
- SQLインスタンス(バックアップサーバでSQLインスタンスを起動する場合)
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