Replication Manager ユーザーズガイド
Exchange Serverのレプリカ作成時からリストア実行時までのトランザクションログが正ボリュームに格納されている場合,トランザクションログを使ってロールフォワードできます。レプリカ作成時以降のトランザクションログを適用して,データベースを障害発生直前の状態に復旧します。
ただし,正ボリュームのトランザクションログファイルが破壊されていないことが前提となります。
トランザクションログを使用したリストアを実施するには,リストアレプリカウィザードのリストアモードで[ロールフォワードリストア]を選択してください。リストアの手順については,「(4) レプリカのリストア」を参照してください。
重要
- 1つのメールボックスデータベースコピーに対して,アクティブメールボックスデータベースコピーまたはパッシブメールボックスデータベースコピーのレプリカの作成時に,レプリカ作成ウィザードのベーシックオプションで[Exchangeのトランザクションログファイルを削除する]を選択した場合は,アクティブメールボックスデータベースコピーまたはパッシブメールボックスデータベースコピーで作成したレプリカに関係なく,トランザクションログを削除する前に作成したレプリカを使用して,ロールフォワードリストアを実行できません。
- このため,1つのメールボックスデータベースコピーに対して,アクティブメールボックスデータベースコピーまたはパッシブメールボックスデータベースコピーのレプリカを作成する構成で,ロールフォワードリストアを運用する場合は,アクティブメールボックスデータベースコピーまたはパッシブメールボックスデータベースコピーのどちらか一方に,レプリカ作成ウィザードのベーシックオプションで[Exchangeのトランザクションログファイルを削除する]を選択することをお勧めします。
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