Replication Manager ユーザーズガイド
コマンドデバイスの設定手順について説明します。
- この項の構成
- (1) コマンドデバイスとは
- (2) コマンドデバイスの要件
- (3) コマンドデバイスの追加ウィザードの概要
コマンドデバイスは,RAID Manager(Replication Managerの前提製品)がストレージシステムと通信するために必要です。Replication Managerを使用することで,コマンドデバイスを設定できます。
Replication Managerでは,オープン系システムで,次のストレージシステムの場合にコマンドデバイスを設定できます。
- VSP 5000シリーズ
- VSP G1000
- VSP G1500
- VSP F1500
- Virtual Storage Platform
- Universal Storage Platform V/VM
- Hitachi USP
- VSP Gx00モデル
- VSP Fx00モデル
- HUS VM
- HUS100シリーズ
- Hitachi AMS2000
- Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズ
重要
- Replication Managerでは,次に示すコマンドデバイスについて,設定できません。
- 認証モードが設定されているコマンドデバイス
- 仮想コマンドデバイス
コマンドデバイスとして設定するためのボリュームの要件を次に示します。
- ペアボリュームでない。
- 外部ボリュームでない。
- V-VOLでない。
- プールボリュームでない。
ただし,HUS100シリーズで,Copy-on-Write SnapshotまたはTrueCopy Extended Distanceの場合,プールボリュームが作成されないため,この要件は該当しません。- GUARDでない。
- ボリューム種別が設定されていない。
- エンタープライズクラスストレージ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VMの場合,ホストから認識されている(パスが設定されている)。
- LUSEボリュームを構成していない。
- ミッドレンジストレージの場合,容量が33MB以上である。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合,次の要件を満たしていること。
- PoolOnly属性が有効になったボリュームでない。
- Data Direct Mapping属性が有効になったボリュームでない。
- 仮想ボリュームの[属性]が「GAD Reserved」でない。
- ドライブタイプがFMC,かつ容量拡張が有効なパリティグループから作成されたボリュームでない。
- NASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800の場合,NAS Platform (User LU)でない。
Replication Managerのコマンドデバイスの追加ウィザードでは,各種ボリュームをコマンドデバイスとして登録できます。
コマンドデバイスの追加ウィザードでは,次の機能を使用できます。
- コマンドデバイスとして登録するボリュームを限定するためのフィルター機能
- コマンドデバイスとして登録できるボリュームの候補一覧の表示
- 新たに設定したコマンドデバイスの一覧表示
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