Replication Manager ユーザーズガイド
ネットワークの帯域不足による転送性能の低下,バッファーの容量オーバーによるペアの閉塞などの障害を未然に防ぐため,リソースに対して監視条件を設定し,しきい値を超えた場合にアラートを通知できます。監視条件は,ペア状態,コピーペアの性能情報,コピーライセンス使用率に対して設定できます。アラートを通知する手段には,EメールおよびSNMPトラップを利用できるので,Replication Managerにログインしていないときにも監視を続けられます。
アラートの通知タイプには次のタイプがあります。
- 「自動」
アラートが発生した契機となった状態から別の状態に遷移したとき,自動的にアラートの状態が[未完了]から[完了]に変更されます。アラートの状態が[完了]になると,再度アラート発生条件を満たした場合,新たにアラートが通知されます。
また,コピーグループに対してコピーペア状態に関する監視条件を設定している場合,アラート - <アラート名>ダイアログから,アラートを検出したコピーペアの一覧を確認できます。アラートが発生したコピーペアの一覧から,コピーペア情報も確認できます。
重要
- 次のアラートは,アラート - <アラート名>ダイアログでアラートが発生したコピーペアの一覧を確認できません。
- Replication Managerのバージョン6.3以前で通知されたアラート
- アラートの通知タイプが「手動」のときに通知されたアラート
参考
- ユーザー操作などで監視対象のリソースがない場合,そのリソースは[完了]になります。
参考
- 次の操作を実行した場合は,各操作が完了したときにアラートの設定情報が変更されますが,通知済みのアラートの状態については,アラートが通知されたときの設定を基に状態を監視します。
- アラート設定の編集
- アラート設定の削除
- アラートの有効/無効の切り替え
- 「手動」
アラートが発生した契機となった状態から別の状態に遷移しても,アラートの状態が自動的に[完了]に変更されないため,手動でアラートの状態を[未完了]から[完了]へ変更してください。[未完了]のままではアラート発生中と見なされ,再びアラート発生条件を満たす状態に遷移しても,新たにアラートが通知されません。アラートが通知されるようにするためには,手動でアラートの状態を[未完了]から[完了]へ変更する必要があります。デフォルトでは「自動」が設定されています。アラートの通知タイプの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。
参考
- ユーザーが設定した監視条件を満たした状態で,次の操作をするとアラートが通知されることがあります。
- リソースの構成情報をReplication Manager GUIで変更したとき
- リソースの情報取得元が,情報を取得できない状態から情報を取得できる状態に遷移したとき
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