Replication Manager ユーザーズガイド
コピーペア状態には次の情報が含まれます。
- コピーペア状態および集約されたコピーペア状態
- 詳細コピーペア状態
- コピー進捗率
- 性能情報(コピーグループ単位のバッファー使用率)
バッファー使用率には,コピーグループ単位のサイドファイル使用率およびジャーナルボリューム使用率が含まれます。レプリケーション構成を変更した場合は,構成情報を更新したあとで,コピーペア状態を更新するようにしてください。ただし,ローカルDevice Managerが管理するコピーペアの場合は,自動的に更新されるため,構成情報を更新する必要はありません。
コピーペア状態は,任意のタイミングでサブウィンドウから手動で更新したり,リフレッシュ設定で設定した間隔で自動で更新したりできます。ただし,ジャーナルグループ単位のジャーナルボリューム使用率およびプール単位のプールボリューム使用率は,設定した更新操作の種類(手動または自動)に関係なく,5分間隔で自動的に更新されます。
コピーペア状態の更新処理には,通常,数分~数十分掛かります。
Storage Navigatorなどのストレージシステムの運用管理ソフトウェアを使用してコピーペアを定義した場合は,ペア管理サーバで管理されないコピーペアが存在することになるため,構成定義ファイルは存在しません。この場合は,ストレージシステム情報を更新する必要があります。ストレージシステム情報更新によって,情報取得元として登録されているDevice Managerの構成情報を更新したあとに,コピーペア情報を取得します。コピーペア状態を手動で更新すると,同時にDevice Managerでストレージシステム情報を自動的に更新するよう設定できます。製品GUIでは,この機能を(コピーペア監視のための)Device Managerのリフレッシュと呼ぶことがあります。Device Managerでストレージシステム情報を自動的に更新するように設定した場合は,ストレージシステム1台につきコピーペア状態の更新に数分~数十分掛かることがあります。
すべてのコピーペアをペア管理サーバで管理している場合は,構成定義ファイルが存在しているため,コピーペア状態を確認するためにストレージシステム情報を更新する必要がありません。「(10) コピーペア状態手動更新によるDevice Managerでのストレージシステム情報自動更新停止」を参照してコピーペア監視のためにDevice Managerでストレージシステム情報を自動的に更新する設定を無効にしてください。
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