Replication Manager ユーザーズガイド

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2.3.3 機能を実行するために必要なユーザー権限

Replication Manager管理の権限を持つユーザーが実行できる機能を,次の表に示します。

Replication Managerでは,ユーザー権限に加えて,特定のユーザーが特定のリソースにアクセスするよう,リソースグループを使用したアクセス制御を実現しています。リソースグループとユーザー権限の関係については,「3.4.3 リソースグループとユーザー権限の関係」を参照してください。

ユーザーロール管理およびリソースグループの設定以外の機能は,ユーザーに関連付けられたリソースグループ内のリソース,およびそのリソースに属するボリュームのペアが含まれるコピーグループまたはスナップショットグループに対してだけ実行できます。

機能 実行可否
Admin Modify View
ユーザーロール管理
ユーザーロールの変更 × ×
情報取得元の登録
情報取得元の追加,編集,削除 × ×
Application Agentの設定 × ×
最新の構成情報の取得
構成情報,コピーペア状態,アプリケーション構成情報の手動更新
Application Agent情報の更新 × ×
リソースグループの設定
リソースグループの作成,編集,削除 × ×
リソースグループに対するホストの追加,ホストの削除 × ×
リソースグループに対するストレージシステムの追加,ストレージシステムの削除 × ×
リソースグループに対するデータベースサーバの追加,データベースサーバの削除 × ×
リソースグループに対するユーザーの追加,ユーザーの削除 × ×
サイトの設定
サイト一覧またはサイト情報の表示
サイトの追加,編集,削除 × ×
サイトに対するホストの追加,ホストの削除 × ×
サイトに対するストレージシステムの追加,ストレージシステムの削除 × ×
サイトに対するペア管理サーバの追加,ペア管理サーバの削除 × ×
サイトに対するデータベースサーバの追加,データベースサーバの削除 × ×
情報更新間隔の設定
構成情報,コピーペア状態の自動更新(リフレッシュ設定) ※1 ※1 ×
ストレージグループ,インフォメーションストアの監視設定(Exchange Serverの場合)
インスタンスの監視設定(SQL Serverの場合)
リソースの監視条件の設定
アラート一覧またはアラート設定一覧の表示
アラートの完了設定(アラートの通知タイプが「手動」の場合) ×
アラート設定の追加,変更,削除,テスト,有効/無効の切り替え ×
データ保持期限の設定
動作モードの変更 × ×
データ保持期限の編集 × ×
ストレージシステムの設定
コマンドデバイスの追加,編集,削除 ×
DMLUの追加,容量拡張,削除 ×
リモートパスの作成,編集,削除 ×
プールの追加,編集,削除 ×
ジャーナルグループの追加,編集,削除 ×
V-VOLの作成,削除 ×
スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定 ※2 ×
最大形成コピー数の編集(Universal Replicator) ×
コピーペア管理
コピーペア構成の定義,管理 ※2 ×
コピーグループ定義ファイルの配布(メインフレーム系システム) ※2 ×
コピーペア状態の変更 ※2 ×
ワークフロー一覧の表示
ワークフローの編集,削除 ※2 ×
データベースのレプリカ管理
レプリカの作成 ×
レプリカのリストア ※2 ×
副ボリュームのマウント,アンマウント ×
タスク管理
タスク一覧の表示
タスクの編集,キャンセル,削除 ※2※3 ×
タスクの実行 ※2 ×
マイコピーグループ管理
マイコピーグループの編集
イベントログの確認
イベントログの一覧表示 × ×

(凡例)
○:実行できる
×:実行できない

注※1
情報取得元に属するすべてのリソースにアクセスできる場合(ユーザーに関連付けられたリソースグループ内に,情報取得元に属するすべてのリソースが含まれる場合),その情報取得元に対してリフレッシュ設定を実行できます。

注※2
特定のユーザーロールを持つユーザーだけ実行できます。ユーザーロールによる操作の実行可否については,「2.3.4 ユーザーロールの設定」を参照してください。

注※3
一時保存したワークフローからウィザードを再起動した場合は,ウィザードを完了したユーザーだけが,登録されたタスクを編集,削除,またはキャンセルできます。

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