Tuning Manager APIリファレンスガイド

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6.2.2 SSLの設定

Tuning Manager APIを実行するコマンドでは,Tuning Manager serverとDevice Managerを同じホストにインストールしている場合,HBase 64 Storage Mgmt Web ServiceにSSLを設定することで通信データを暗号化できます。

注意
Tuning Manager serverとDevice Managerを別々のホストにインストールしている場合,Tuning Manager APIを実行するコマンドの通信データは暗号化できません。

  1. Tuning Manager serverとDevice ManagerをインストールしているホストのHBase 64 Storage Mgmt Web ServiceにSSLを設定します。
    設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」のSSLサーバの構築(Hitachi Command Suite共通コンポーネント)について説明している個所を参照してください。
  2. Tuning Manager serverとDevice Managerをインストールしているホストの次のトラストストアーに,サーバ証明書をインポートします。

    Windowsの場合:
    Oracle社のWeb サイトからダウンロードしたJREがC:\Program Files\Java\jdk1.8.0フォルダにインストールされているときの設定例を次に示します。
    C:\Program Files\Java\jdk1.8.0\jre\bin\keytool.exe -import -alias <エイリアス名> -trustcacerts -file <証明書のファイル名> -keystore <トラストストアーファイル名> -storepass <トラストストアーへのアクセスパスワード>

    Linuxの場合:
    Oracle社のWeb サイトからダウンロードしたJREが/usr/Java/jdk1.8.0ディレクトリにインストールされているときの設定例を次に示します。
    /usr/Java/jdk1.8.0/bin/keytool -import -alias <エイリアス名> -trustcacerts -file <証明書のファイル名> -keystore <トラストストアーファイル名> -storepass <トラストストアーへのアクセスパスワード>
    • alias:トラストストアー内で証明書を識別するための名称を指定します。
      サーバ証明書が複数ある場合は,トラストストアー内で使用されていない任意のエイリアス 名を指定してください。
    • file:証明書を指定します。
    • keystore:インポート先のトラストストアーファイルのパスを指定します。
  3. 手順2でkeystoreオプションに指定したトラストストアーファイルのパスを環境変数HTMREST_CLI_CERTS_PATHに設定します。
    なお,環境変数HTMREST_CLI_CERTS_PATHを設定しなかった場合,次のパスがデフォルトで設定されます。

    Windowsの場合:
    <Hitachi Command Suiteのインストール先フォルダ>\DeviceManager\HiCommandServer\tools\htmrest\HtmRestCerts

    Linuxの場合:
    <Hitachi Command Suiteのインストール先ディレクトリ>/HiCommandServer/tools/htmrest/HtmRestCerts
    JREの環境変数については,「6.2.1 Java環境の設定」を参照してください。

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