Tuning Manager - Agents

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B.1 機能を限定して省物理メモリー環境でTuning Managerシリーズを運用する上での要件

機能を限定して省物理メモリー環境でTuning Managerシリーズを運用する場合の前提となる構成図を次に示します。

図B-1 Tuning Managerシリーズのシステム構成例(機能を限定して省物理メモリー環境でTuning Managerシリーズを運用する場合)

[図]

要件

次の要件を満たす場合,図に示す構成において,機能を限定して省物理メモリー環境で運用することができます。

なお,省物理メモリー環境におけるメモリー所要量についての詳細は,「ソフトウェア添付資料」を参照してください。

監視対象ストレージ VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはVSP E990
SVPマシンのOS Windows(SVP用マシンの要件を満たしていること。なお,仮想メモリーはデフォルト値とする。)
HTM - Agent for RAIDのPerformanceデータベース Hybrid Store
監視対象ストレージとの接続方法 TCP/IP接続だけを使用
TCP/IP接続を使用して収集するパフォーマンスデータの詳細については「17.8 HTM - Agent for RAIDのレコード(TCP/IP接続を使用しての収集)」を参照してください。
運用 表B-1 省物理メモリー環境で運用できるTuning Managerシリーズの機能について」に示す機能に限定

省物理メモリ環境で運用できる機能について,次の表で説明します。

表B-1 省物理メモリー環境で運用できるTuning Managerシリーズの機能について

機能 運用上の使用可否
アラート機能による稼働監視(TCP/IP接続を使用して収集するパフォーマンスデータ)  ○ 
アラート機能による稼働監視(TCP/IP接続を使用して収集するパフォーマンスデータ以外)  × 
Performance Reporter(GUIおよびCLI)の履歴レポートの表示  ○ 
Performance Reporter(GUIおよびCLI)のリアルタイムレポートの表示  × 
htmrestコマンドを使用したパフォーマンスデータの取得,およびアラート定義情報の設定  ○ 
Tuning Manager APIを使用したパフォーマンスデータの取得,およびアラート定義情報の設定  × 
アラーム機能による稼働監視(すべてのパフォーマンスデータ)  × 
Main Consoleのレポート操作(GUIおよびCLI)  × 
Device ManagerとTuning Managerシリーズとの連携機能([分析]タブなど)  × 
Device Manager,Replication ManagerおよびTiered Storage Managerの機能  × 

(凡例)
○:使用できる機能
×:使用できない機能

以上の運用要件を満たすことを確認してから,「B.3 機能を限定して省物理メモリー環境で運用する場合の設定」で説明しているHTM - Agentsからの収集だけにする設定を実施して,環境を整えてください。

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