Tuning Manager - Agents
htmhsrestore -dir リストア対象のバックアップデータ格納先ディレクトリ [-key サービスキー [-inst インスタンス名] [-lhost 論理ホスト名]]htmhsrestoreコマンドは,htmhsbackupコマンドでバックアップしたパフォーマンスデータおよび定義情報をリストアするコマンドです。リストアの実行単位は次のとおりです。
- エージェントホスト単位(エージェントホスト内でHybrid Storeを使用するものすべて)
- Agent種別単位(エージェントホスト内でHybrid Storeを使用する特定のエージェント)
- Agentインスタンス単位(エージェントホスト内でHybrid Storeを使用する特定のエージェントの特定のインスタンス)
HTM - Agent for RAID,またはHTM - Agent for NASがインストールされているホスト
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
- UNIXの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
- Windowsの場合
インストール先フォルダ\htnm\bin\
- UNIXの場合
/opt/jp1pc/htnm/bin/htmhsrestoreコマンドの引数を次の表に示します。
引数 説明 -dir リストア対象のバックアップデータ格納先ディレクトリ リストア対象のバックアップデータ格納先ディレクトリを指定します。ディレクトリは,パス長が1~80バイトの絶対パスで指定します。
指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字,半角記号および半角空白です。
; , * ? ' " < > |
また,パスに空白文字を含む場合はダブルクォーテーション(")で囲んで指定します。
なお,次の指定はできません。
- シンボリックリンク
- ネットワークドライブ
- ネットワークディレクトリ
-key サービスキー エージェントのサービスキーを指定します。 省略した場合,htmhsbackupコマンドでバックアップしたすべてのバックアップデータがリストア対象になります。 -inst インスタンス名 -keyオプションを指定した場合に有効となるオプションです。インスタンス名を指定します。 省略した場合,-keyで指定したエージェントのすべてのインスタンスがリストア対象になります。 -lhost 論理ホスト名 論理ホスト名を指定します。論理ホストのパフォーマンスデータをリストア対象にする場合に必ず指定します。マルチインスタンスでは-instオプションも合わせて必ず指定します。 htmhsrestoreコマンドを実行して,リストアを実行する際の前提条件を次に示します。
- リストア対象のデータがhtmhsbackupコマンドでバックアップされたデータである。
- リストア対象ホストのTuning Manager Agent REST API コンポーネント,PFM - Manager,およびPFM - Agentのサービスが停止している。
- リストア対象ホストにHybrid Storeへ移行中のHTM - Agentsが存在しないこと。
- リストア対象ホストのバージョンおよびリビジョンがバックアップしたときと一致している。
- Hybrid Storeの出力先ディレクトリの空き容量が,リストア対象データと同等以上の容量である。
- バックアップ対象のインスタンス名とリストア先のインスタンス名が一致している。
- リストア対象ホストのOSがバックアップ対象ホストのOSと一致している。
- ホスト単位,またはAgent種別単位でリストアする場合,リストア対象のインスタンスは,バックアップデータに含まれるインスタンスであり,かつリストア先でインスタンスセットアップ済みのインスタンスである。
Hybrid Storeの出力先ディレクトリをデフォルトから変更している場合は,次の条件も考慮する必要があります。
- Hybrid Storeの出力先ディレクトリが存在している。
- Hybrid Storeの出力先ディレクトリのパスが,バックアップ対象ホストとリストア対象ホストで一致している。
- リストアを実行する前に,Windowsの場合は「8.1.2 リストア」の「(2) リストア時の注意事項」を,UNIXの場合は「9.1.2 リストア」の「(2) リストア時の注意事項」を参照してください。
0 正常終了した。 1 指定したオプションが不正である。 4 リストア対象エージェントのインスタンスの次のサービスが起動している。または,サービスの起動コマンド,停止コマンド,セットアップコマンドが実行中である。
- PFM - Agent
- PFM - Manager
- Tuning Manager Agent REST API コンポーネント
10 指定したエージェントがインストールされていない。 100 指定したインスタンスが存在しない。 101 次のどれかの原因で,リストアに失敗した。
- ホストにHybrid Storeへ移行中のエージェントが存在する。
- -keyオプションを指定している場合:
-keyオプションで指定したエージェントのPerformanceデータベースがHybrid Storeになっていない。- -keyオプションを省略した場合:
一部またはすべてのエージェントのPerformanceデータベースがHybrid Storeになっていない。102 指定したディレクトリが存在しない。 103 リストア先のインスタンス名とバックアップデータのインスタンス名が一致していない。 104 リストア先エージェントのバージョンおよびリビジョンと,バックアップデータのエージェントのバージョンおよびリビジョンが一致していない。 105 ディレクトリを絶対パスで指定していない。 106 指定したディレクトリのパス長が上限を超えている。 110 容量が不足している。 111 ホストの環境が不正である。 200 メモリーが不足しているため,リストアに失敗した。 210 リストア中に容量が不足したため,リストアに失敗した。 211 ファイルまたはディレクトリにアクセスできないため,リストアに失敗した。 212 指定したディレクトリに必要なプロパティファイルが存在しない,もしくは指定したディレクトリが空である。または,バックアップデータのプロパティで設定した出力先ディレクトリの値が正しくない。 254 一部またはすべてのAgentインスタンスで,リストアに失敗した。 255 プロパティで設定した出力先ディレクトリの値が正しくない。または,予期しないエラーが発生した。
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