Tuning Manager - Agents

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17.7.34 RAID Group Summary(PI_RGS)

機能

RAID Group Summary(PI_RGS)レコードには,パリティグループに対する読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。次のレコードは生成されません。

HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属するパリティグループの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Collection Interval 300
Collection Offset 0 ×
Log Yes ×
LOGIF 空白 ×

注※
変更できる値は,次のとおりです。
  • Hybrid Storeまたは,Storeバージョン2.0の場合
    60~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
  • Storeバージョン1.0の場合
    300~3,600のうち60の倍数かつ3,600の約数。
ただし,Collection Intervalをデフォルト値よりも小さな値に設定した場合,共通メッセージログにKAVE00227-Wメッセージが継続して出力されるおそれがあります。
この問題の解決方法については,「20.2 トラブルシューティング」を参照してください。

ODBCキーフィールド

PI_RGS_RAID_GROUP_NUMBER

ライフタイム

パリティグループの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ
Busy %
(BUSY_RATE)
パリティグループの利用率。※2 % float No ※1
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No
Max Busy %
(MAX_BUSY_RATE)
パリティグループの利用率。なお,上位区分に要約されるときは,平均値ではなく,最大値が格納される。※2 HI float No ※1 BUSY_RATE
RAID Group Number
(RAID_GROUP_NUMBER)
パリティグループ番号。 COPY string(64) No
Random Read I/O %
(RANDOM_READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,ランダム読み取り処理の割合。 % float No ※3,※4
Random Read I/O /sec(RANDOM_READ_IO_RATE) ランダム読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※3,※4
Random Read Xfer %
(RANDOM_READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,ランダム読み取り処理の転送量の割合。 % float No ※3,※4 ※5
Random Read Xfer /sec(RANDOM_READ_XFER_RATE) ランダム読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※3,※4 ※5
Random Total I/O /sec
(RANDOM_TOTAL_IO_RATE)
ランダム処理の頻度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理の回数の和)。 % float No ※3,※4
Random Total Xfer /sec
(RANDOM_TOTAL_XFER_RATE)
ランダム処理の転送速度(1秒当たりのランダム読み取り処理とランダム書き込み処理のメガバイト数の和)。 % float No ※3,※4 ※5
Random Write I/O %
(RANDOM_WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,ランダム書き込み処理の割合。 % float No ※3,※4
Random Write I/O /sec(RANDOM_WRITE_IO_RATE) ランダム書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※3,※4
Random Write Xfer %
(RANDOM_WRITE_XFER_PCT)
全転送量のうち,ランダム書き込み処理の転送量の割合。 % float No ※3,※4 ※5
Random Write Xfer /sec(RANDOM_WRITE_XFER_RATE) ランダム書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※3,※4 ※5
Read Hit %
(READ_HIT_RATE)
読み取り処理のキャッシュヒット率。 % double No ※6 (READ_HIT_IO_COUNT / READ_IO_COUNT)*100
Read Hit I/O Count
(READ_HIT_IO_COUNT)
読み取り処理のうちキャッシュにヒットした回数。 ADD double Yes ※6
Read I/O %
(READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,読み取り処理の割合。 % float No ※6 {READ_IO_COUNT / (READ_IO_COUNT + WRITE_IO_COUNT)}*100
Read I/O /sec
(READ_IO_RATE)
読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % double No ※6 READ_IO_COUNT / INTERVAL
Read I/O Count
(READ_IO_COUNT)
読み取り処理の回数。 ADD double Yes ※6
Read Mbytes
(READ_MBYTES)
読み取りデータの転送サイズ(メガバイト単位)。 ADD double Yes ※3 ※7
Read Response Rate
(READ_AVG_RESPONSE)
読み取り処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。 % float No ※7
Read Total Response
(READ_TOTAL_RESPONSE)
収集期間中の読み取り処理要求の処理時間の合計値(マイクロ秒)。 ADD double Yes ※7
Read Xfer %
(READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,読み取り処理の転送量の割合。 % float No ※3 ※7 {READ_MBYTES / (READ_MBYTES + WRITE_MBYTES)}*100
Read Xfer /sec
(READ_XFER_RATE)
読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % double No ※3 ※7 READ_MBYTES / INTERVAL
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「RGS」。 COPY string(8) No
Sequential Read I/O %
(SEQUENTIAL_READ_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,シーケンシャル読み取り処理の割合。 % float No ※3,※4
Sequential Read I/O /sec(SEQUENTIAL_READ_IO_RATE) シーケンシャル読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※3,※4
Sequential Read Xfer %
(SEQUENTIAL_READ_XFER_PCT)
全転送量のうち,シーケンシャル読み取り処理の転送量の割合。 % float No ※3,※4 ※5
Sequential Read Xfer /sec(SEQUENTIAL_READ_XFER_RATE) シーケンシャル読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※3,※4 ※5
Sequential Total I/O /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_IO_RATE)
シーケンシャル処理の頻度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理の回数の和)。 % float No ※3,※4
Sequential Total Xfer /sec
(SEQUENTIAL_TOTAL_XFER_RATE)
シーケンシャル処理の転送速度(1秒当たりのシーケンシャル読み取り処理とシーケンシャル書き込み処理のメガバイト数の和)。 % float No ※3,※4 ※5
Sequential Write I/O %
(SEQUENTIAL_WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,シーケンシャル書き込み処理の割合。 % float No ※3,※4
Sequential Write I/O /sec(SEQUENTIAL_WRITE_IO_RATE) シーケンシャル書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※3,※4
Sequential Write Xfer %
(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_PCT)
全転送量のうち,シーケンシャル書き込み処理の転送量の割合。 % float No ※3,※4 ※5
Sequential Write Xfer /sec(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_RATE) シーケンシャル書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※3,※4 ※5
Total Response Rate(TOTAL_RESPONSE_RATE) 読み取り/書き込み処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。 % float No ※7
Write I/O %
(WRITE_IO_PCT)
全読み取り/書き込み処理のうち,書き込み処理の割合。 % float No ※6 {WRITE_IO_COUNT / (READ_IO_COUNT + WRITE_IO_COUNT)}*100
Write Hit %
(WRITE_HIT_RATE)
書き込み処理のキャッシュヒット率。 % double No ※6 (WRITE_HIT_IO_COUNT / WRITE_IO_COUNT)*100
Write Hit I/O Count
(WRITE_HIT_IO_COUNT)
書き込み処理のうちキャッシュにヒットした回数。 ADD double Yes ※6
Write I/O /sec
(WRITE_IO_RATE)
書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % double No ※6 WRITE_IO_COUNT / INTERVAL
Write I/O Count
(WRITE_IO_COUNT)
書き込み処理の回数。 ADD double Yes ※6
Write Mbytes
(WRITE_MBYTES)
書き込みデータの転送サイズ(メガバイト単位)。 ADD double Yes ※3 ※7
Write Xfer %
(WRITE_XFER_PCT)
全転送量のうち,書き込み処理の転送量の割合。 % float No ※3 ※7 {WRITE_MBYTES / (READ_MBYTES + WRITE_MBYTES)}*100
Write Response Rate
(WRITE_AVG_RESPONSE)
書き込み処理要求当たりの処理時間の平均値(マイクロ秒)。 % float No ※7
Write Total Response
(WRITE_TOTAL_RESPONSE)
収集期間中の書き込み処理要求の処理時間の合計値(マイクロ秒)。 ADD double Yes ※7
Write Xfer /sec
(WRITE_XFER_RATE)
書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % double No ※3 ※7 WRITE_MBYTES / INTERVAL

注※1
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ

注※2
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990以前のストレージシステムでフラッシュドライブ(FMD,FMC,およびSSD)を搭載している場合,フラッシュドライブの負荷状況に関係なく,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値が高く表示されることがあります。
上記以前のストレージシステムでは,フラッシュドライブのパリティグループの利用率の値を参照しないでください。

注※3
監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。

注※4
Hitachi AMS/WMSシリーズでは値を取得できません。

注※5
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスを含むパリティグループの場合はサポートしません。

注※6
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi AMS/WMSシリーズ

注※7
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスを含むパリティグループの場合,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(80-03以降),G1500,VSP F1500のときだけ,値が取得できます。

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