Tuning Manager - Agents
レコードを取得する場合の注意事項を次に示します。
フィールドに格納するデータを取得できない場合のレコード生成結果について説明します。パフォーマンスデータの収集時にエラーが発生した場合や,生成したレコードに監視対象がサポートしていないフィールドが含まれていた場合,レコードの生成結果は次のようになります。
- レコードが生成されない
次の場合,レコードは生成されません。
- ODBCキーフィールドとして定義されたフィールドに格納するパフォーマンスデータをHTM - Agent for NASが取得できない場合
- HTM - Agent for NASがパフォーマンスデータの取得にCollection Intervalで設定した時間を超過した場合
- 値が「0」のフィールドを持つレコードが生成される
計算値を格納する数値型のフィールドに対して,HTM - Agent for NASが計算した結果が負の値となった場合,値が「0」のフィールドを持つレコードが生成されます。この場合,共通メッセージログに「KAVF24154-W 0の値を設定したフィールドを持つレコードを生成しました」と出力されます。NAS Platform監視時の設定(タイムアウトが発生した場合)
- NAS Platform監視で,デフォルト設定での運用時にタイムアウトが発生する場合(KAVF24166-Wメッセージを出力)は,agtn.propertiesファイルに次の表に示す値を設定してください。
表17-21 タイムアウト発生時でのタイムアウト値調整の目安
agtn.propertiesのプロパティ タイムアウト値(秒) デフォルト値 推奨値 設定可能値 smu.ver.timeout※ 60 100 1~3600の整数 smu.conf.timeout※ 370 1000 1~3600の整数 smu.perf.timeout※ 170 400 1~3600の整数
- 注※
- agtn.propertiesファイルに該当するプロパティ行が存在しない場合,またはデフォルト値より小さい値を設定している場合は,デフォルト値で動作します。
- 共通メッセージログにKAVE00213-Wメッセージが出力され,レコードの生成がスキップされる現象が頻繁に発生する場合は,Collection Intervalの値を次の表に示す値に変更してください。
表17-22 タイムアウト発生時でのCollection Interval調整の目安
レコード Collection Interval(秒) デフォルト値 推奨値 PD_HSMU※1 3600 3600※2 PI_HNS※3 60 180
- 注※1
- PD_HSMUレコード以外のNAS Platform監視でサポートしているPDレコードタイプのレコードは,PD_HSMUレコードと収集タイミングが同期します。
- 注※2
- PDレコードタイプのレコードについては,変更の必要はありません。
- 注※3
- PI_HNSレコード以外のNAS Platform監視でサポートしているPIレコードタイプのレコードは,PI_HNSレコードと収集タイミングが同期します。
Hybrid Storeで運用している場合,レコードのLOGIFは使用できません。
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