Tuning Manager - Agents
収集したパフォーマンスデータは,次のように利用できます。
- NASシステムの稼働状況をグラフィカルに表示する
パフォーマンスデータは,Performance Reporterを使用して,「レポート」と呼ばれるグラフィカルな形式に加工し,表示できます。レポートによって,NASシステムの稼働状況がよりわかりやすく分析できるようになります。
レポートには,次の種類があります。
- リアルタイムレポート
監視しているNASシステムの現在の状況を示すレポートです。主に,システムの現在の状態や問題点を確認するために使用します。リアルタイムレポートの表示には,収集した時点のパフォーマンスデータが直接使用されます。- 履歴レポート
監視しているNASシステムの過去から現在までの状況を示すレポートです。主に,システムの傾向を分析するために使用します。履歴レポートの表示には,HTM - Agent for NASのデータベースに格納されたパフォーマンスデータが使用されます。
- 注意
- HTM - Agent for NASは,監視するNASシステムの構成によって監視の単位が異なります。詳細については,「1.3.7 NAS Platformを監視する場合のHTM - Agent for NASの運用」および「1.3.8 Hitachi Virtual File Platformを監視する場合のHTM - Agent for NASの運用」を参照してください。
- なお,Hitachi Virtual File Platformのクラスタ構成を監視する場合は,実行系ノードおよび待機系ノードそれぞれにインスタンス環境を構築してください。
- 問題が起こったかどうかの判定条件として使用する
収集されたパフォーマンスデータの値が何らかの異常を示した場合,ユーザーに通知するなどの処置を取るように設定できます。- http(s)経由のAPIでパフォーマンスデータを取得して,ユーザー独自のツールで分析やレポーティングをする
Performance Reporterを使用しないで,REST(Representational State Transfer)アーキテクチャスタイルに従ったAPIを利用してパフォーマンスデータを取得できます。Tuning Managerシリーズが提供するこのAPIを「Tuning Manager API」と呼びます。
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