Tuning Manager ユーザーズガイド
- 入力文字に関する特性
- コマンドは各OSのシェルに従って起動されます(Windowsでは大文字と小文字を区別しません。Linuxでは大文字と小文字を区別します)。
- CLIコマンドで指定するパラメーターの名前および値は,大文字と小文字を組み合わせて使用できます。なお,コマンドによってはオプションの指定で大文字,小文字を正しく入力する必要があるものがあります。詳細は各コマンドの説明を参照してください。
- CLIコマンドで指定するユーザーIDおよびパスワードの文字制限については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」を参照してください。
- データは,末尾に改行文字の付いた一連のタブ区切り行で返されます。各出力ストリームはヘッダー行で始まります。
- コマンドラインで出力先を指定する(リダイレクトを使用する)ことにより,CLIコマンドの実行結果をファイル保存できます。
htm-servers --user myUser1 --password myPassword > serv.txt- ユーザーはCLIコマンドを呼び出すたびに,Tuning Manager serverのログインIDとパスワードを指定する必要があります。
- コマンドによっては,親リソースのリソースIDを指定する必要があります。詳細については,「(1) Resource ID(リソースID)について」を参照してください。
- Tuning Manager serverの使用するポートをデフォルトの22015から変更した環境(SSLが有効になっている環境など)でCLIを実行する場合,次のオプションを指定してください。
--port <ポート番号>
htm-storage --user myUser1 --password myPassword --port 22016- コマンドラインでユーザーIDおよびパスワードを指定する際には,暗号化されていない文字列で指定する必要があります。
- この項の構成
- (1) Resource ID(リソースID)について
- (2) リソースIDを得るための手順
リソースIDを指定する必要があるコマンドラインを,次の表に示します。
親リソース リソースIDの頭文字 コマンドライン 参照先 Server SV_ htm-filesystems 12.4.2 htm-filesystems htm-devicefiles 12.4.3 htm-devicefiles Storage System SS_ htm-slprs 12.4.6 htm-slprs htm-clprs 12.4.7 htm-clprs htm-processors 12.4.8 htm-processors htm-ports 12.4.9 htm-ports htm-chps 12.4.10 htm-chps htm-arraygroups 12.4.11 htm-arraygroups htm-logicaldisks 12.4.12 htm-logicaldisks htm-dppools 12.4.13 htm-dppools htm-drives 12.4.14 htm-drives htm-dkps 12.4.15 htm-dkps htm-mps 12.4.21 htm-mps htm-mpbs 12.4.22 htm-mpbs htm-hostgroups 12.4.23 htm-hostgroups SLPR SLPR_ htm-clprs 12.4.7 htm-clprs htm-ports 12.4.9 htm-ports htm-arraygroups 12.4.11 htm-arraygroups htm-logicaldisks 12.4.12 htm-logicaldisks Oracle Instance OI_ htm-tablespaces 12.4.18 htm-tablespaces Oracle Table OT_ htm-datafiles 12.4.19 htm-datafiles
- 注意
- リソースIDは重複して存在しません。リソースがTuning Manager serverに一貫して利用できる限り,同じリソースを参照するために同じリソースIDを使用できます。詳細については,「(2) リソースIDを得るための手順」を参照してください。
- 例
- リソースIDがSV_350のファイルシステムに関する情報を表示します。
htm-filesystems SV_350 -u orionadmin -w orion -s 2008/05/29/15/00 -e 2008/05/30/15/00 -o HOURLY
低いレベルのリソースについて情報を要求するには,その親リソースのIDが必要になります。これはリソース階層でより高いレベルから低いレベルのリソースに下がっていくことで知ることができます。
いったんリソースIDを得られれば,今後はそのリソースIDを直接パラメーターとして使用できます。
サーバ関連のリソースについて
- サーバのリソースIDを得るために「12.4.1 htm-servers」を実行してください。これは,ファイルシステムとデバイスファイルの詳細情報を得るためのサーバリソースIDを供給します。
ストレージシステム関連のリソースについて
- ストレージシステムリソースのIDのリストを得るために「12.4.5 htm-subsystems」を実行してください。これは,ポート,パリティグループおよび論理ディスクなどの詳細情報を得るためのストレージシステムのリソースIDを供給します。
- SLPRのIDのリストを得るために「12.4.6 htm-slprs」を実行してください。これは,ポート,パリティグループ,論理ディスクおよびCLPRの詳細情報を得るためのストレージシステムのリソースIDを供給します。
Oracle関連のリソースについて
- OracleインスタンスのリソースIDのリストを得るために「12.4.17 htm-instances」を実行してください。これは,表領域の詳細情報を得るためのOracleインスタンスのリソースIDを供給します。
- 表領域のリソースIDのリストを得るために「12.4.18 htm-tablespaces」を実行してください。これは,データファイルの詳細情報を得るための表領域のリソースIDを供給します。
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