Tuning Manager インストールガイド
Hitachi Command Suite製品のサービスの設定を変更する方法について説明します。クラスタ管理アプリケーションからリソースを削除してしまった場合や,インストール中にサービス登録に失敗してしまった場合は,ここで説明するコマンドを使用してサービスの設定を変更してください。
対象としているサービスについては,「7.6 クラスタコマンドの対象サービス」を参照してください。
- この項の構成
- (1) リソースグループにサービスを登録する
- (2) リソースグループからサービスを削除する
- (3) Hitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにする
- (4) Hitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにする
クラスタ管理アプリケーションのリソースグループにHitachi Command Suite製品のサービスを登録するには,次のように,hcmds64clustersrvupdateコマンドを実行します。
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvupdate /sreg /r <リソースグループ名> /sd <ドライブレター名> /ap <クライアントアクセスポイントとして設定したリソース名>
- sreg
指定されたリソースグループに,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録するためのオプションです。- r
リソースグループ名を指定します。
リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
! " & ) * ^ | < >- sd
リソースグループに登録されている共有ディスクのドライブ名を指定します。Hitachi Command Suite製品のデータを複数の共有ディスクに分割している場合, 共有ディスクごとにhcmds64clustersrvupdateコマンドを実行してください。- ap
クライアントアクセスポイントとして設定したリソース名を指定します。
クラスタ管理アプリケーションのリソースグループからHitachi Command Suite製品のサービスを削除するには,次のように,hcmds64clustersrvupdateコマンドを実行します。
- Hitachi Command Suite製品のv8.1.2以降がインストールされている場合:
- <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvupdate /sdel /r <リソースグループ名>
- Hitachi Command Suite製品のv8.1.2以降がインストールされていない場合:
- <インストールDVD-ROM>\HCS\ClusterSetup\hcmds64clustersrvupdate /sdel /r <リソースグループ名>
- sdel
指定されたリソースグループから,Hitachi Command Suite製品のサービスを削除するためのオプションです。v7以降のサービスが削除されます。- r
リソースグループ名を指定します。
リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
! " & ) * ^ | < >
- 注意
- ・Hitachi File Services Managerで使用されるサービスは,hcmds64clustersrvupdateコマンドで削除できません。Hitachi File Services Managerのサービスは,手動で削除してください。
- ・リソースグループに登録したサービスに任意の名前を設定していた場合,次回のサービス登録時に名前を再設定してください。サービスを削除すると,サービス名の設定は無効になります。
(3) Hitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにする
クラスタ管理アプリケーションに登録されたHitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにし,フェールオーバーを有効するには次のように,hcmds64clustersrvstateコマンドを実行します。
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /son /r <リソースグループ名>
- son
クラスタ管理アプリケーションに設定されたリソースグループをオンラインにし,フェールオーバーを有効にするためのオプションです。- r
リソースグループ名を指定します。
リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
! " & ) * ^ | < >
(4) Hitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにする
クラスタ管理アプリケーションに登録されたHitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにし,フェールオーバーを抑止するには次のように,hcmds64clustersrvstateコマンドを実行します。
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /soff /r <リソースグループ名>
- soff
クラスタ管理アプリケーションに設定されたHitachi Command Suite 製品のサービスをオフラインにし,フェールオーバーを抑止するためのオプションです。- r
リソースグループ名を指定します。
リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
! " & ) * ^ | < >
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