Tuning Manager インストールガイド

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7.3.1 接続先Device Managerの変更

クラスタ環境でTuning Manager serverの運用を開始したあとに,Tuning Manager serverの接続先Device Managerを変更する場合は,次に示す手順を実行系ノードで実施してください。

この項の構成
(1) Tuning Manager serverホストでの設定
(2) Device Managerホストでの設定

(1) Tuning Manager serverホストでの設定

操作手順

  1. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにします。
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /soff /r <リソースグループ名>
    • soff
      クラスタ管理アプリケーションのリソースグループに登録されたHitachi Command Suite製品のサービスをオフラインにして,フェールオーバーを抑止するためのオプションです。
    • r
      リソースグループ名を指定します。
      リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
      次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
      ! " & ) * ^ | < >
  2. htm-dvm-setupコマンドを実行して,Device Managerの接続設定を実施します。
    (例1)
    ホスト名がhost01でOSの種別がWindowsのDevice Managerを接続先として設定する場合のコマンド実行例を次に示します。この例では,Tuning Manager serverからDevice ManagerホストのHiRDBにリモート接続するために使用するポート番号を24230とします。

    Windowsの場合:
    <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\htm-dvm-setup /d host01 /s 24230
    (例2)
    Tuning Manager serverと同じホストにインストールされているDevice Managerを接続先とする場合のコマンド実行例を次に示します。

    Windowsの場合:
    <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\htm-dvm-setup /local
    htm-dvm-setupコマンドの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」を参照してください。
  3. hcmds64prmsetコマンドを実行して,ユーザーアカウントを管理するサーバに接続するための情報を設定します。
    ユーザーアカウントは,接続先のDevice Managerがインストールされているホストの共通コンポーネントによって管理されます。

    Windowsの場合
    Device ManagerのHBase 64 Storage Mgmt Web ServiceにSSLを設定していない場合
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64prmset /host <Device ManagerのIPアドレスまたはホスト名> /port <Device ManagerのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号(non-SSL)> /check
    Device ManagerのHBase 64 Storage Mgmt Web ServiceにSSLを設定している場合
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmds64prmset /host <Device Managerのホスト名> /sslport <Device ManagerのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号(SSL)> /check

    注意
    Tuning Manager serverとは別のホストにインストールされているDevice Managerを接続先として設定した場合,hostオプションにはhtm-dvm-setupコマンドのdオプションに指定した値と同じ値を指定してください。
    hcmds64prmsetコマンドの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」を参照してください。
  4. 次のコマンドを実行して,リソースグループおよびHitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにします。
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\ClusterSetup\hcmds64clustersrvstate /son /r <リソースグループ名>
    • son
      クラスタ管理アプリケーションのリソースグループに登録されたHitachi Command Suite製品のサービスをオンラインにして,フェールオーバーを有効にするためのオプションです。
    • r
      リソースグループ名を指定します。
      リソースグループ名に空白文字 , ; = を含む場合,ダブルクォーテーション(")で囲ってください。
      次の文字は,リソースグループ名には指定できません。次の文字を指定している場合,次の文字を含まない名称に変更してください。
      ! " & ) * ^ | < >

(2) Device Managerホストでの設定

Device Managerと同じホストにTuning Manager serverをインストールしている場合,この設定は不要です。

Device Managerと別のホストにTuning Manager serverをインストールしている場合,Device Managerホストでhtmsetupコマンドを実行してDevice Managerと連携するTuning Manager serverを設定する必要があります。Device Manager側での接続設定は非クラスタ環境の場合と同じです。

htmsetupコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。

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