Tuning Manager インストールガイド
Tuning Manager serverをクラスタ構成で運用する場合,次の作業を実施してください。
- Tuning Manager serverがサポートするクラスタ管理アプリケーションを確認する。
Tuning Manager serverがサポートするクラスタ管理アプリケーションについては,「ソフトウェア添付資料」の機能別/条件付前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。- 実行系ノードと待機系ノードのロケールを同じ設定にする。
- 論理ホスト名,論理IPアドレス,共有ディスクについて,次の項目を確認する。
- 論理ホスト名
- 次の条件が整っていることを確認してください。このマニュアルでは,クライアントアクセスポイントとして登録された論理IPアドレスのネットワーク名を論理ホスト名と呼びます。
- 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理IPアドレスがあり,実行系ノードから待機系ノードに引き継げること。
- 論理ホストと論理IPアドレスが,hostsファイルやネームサーバに設定されていること。
- 論理ホスト名として,ドメイン名を除いたホスト名を使用していること。FQDN名は使用できない。
- 論理ホスト名と論理IPアドレスが,クライアントアクセスポイントとしてリソースに登録されていること。
- 物理ホスト名と論理ホスト名は,システムの中でユニークであること。
- 注意
- 論理ホスト名として,次の値を使用しないでください。
- ・物理ホスト名(Windowsの場合,hostnameコマンドで表示されるホスト名)
- 物理ホスト名を指定すると,正常に通信処理がされなくなるおそれがあります。
- ・"localhost"
- ・IPアドレス
- ・"-"から始まる,または"-"で終わるホスト名
- ・"_"を含んだホスト名
- 論理IPアドレス
- 次の条件が整っていることを確認してください。
- 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理IPアドレスがあり,実行系ノードから待機系ノードに引き継げること。
- 論理ホストと論理IPアドレスが,hostsファイルやネームサーバに設定されていること。
- 論理ホスト名と論理IPアドレスが,クライアントアクセスポイントとしてリソースに登録されていること。
IPアドレスとして登録されている場合は,クライアントアクセスポイントとして登録し直してください。
- 共有ディスク
- 次の条件が整っていることを確認してください。
- 論理ホストごとに共有ディスクがあり,実行系ノードから待機系ノードへ引き継げること。
- 共有ディスクがリソースとしてリソースグループに登録されていること。
- フェールオーバーが発生した際に,何らかの問題によって共有ディスクを使用中のプロセスが残った場合でも,クラスタソフトなどの制御によって強制的に共有ディスクをオフラインにしてフェールオーバーができること。
- <共有ディスク上のデータベース再作成先フォルダ>には,次に示す空き容量が必要です。
注意
必要な空き容量 = 共通コンポーネントのデータベース容量 + Tuning Manager serverと同一ホストにインストールされている,Tuning Manager serverを含むすべてのHitachi Command Suite製品のデータベース容量
v7以前からのアップグレードインストールの場合は,次の容量が必要です。
必要な空き容量 = 共通コンポーネントのデータベース容量 + Tuning Manager serverと同一ホストにインストールされている,Tuning Manager serverを含むすべてのHitachi Command Suite製品のデータベース容量 + 0.7GB
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