Tuning Manager 運用管理ガイド

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6.2.5 Storeデータベースで運用時の稼働性能情報ファイルへの出力に関する設定(Storeデータベースで運用していて,かつTuning Manager APIの利用を有効化している場合)

Storeデータベースで運用していて,かつTuning Manager APIの利用を有効化している場合に出力する「稼働性能情報ファイル」の出力に関する設定について,次に説明します。

稼働性能情報ファイルにデフォルトで出力されるレコードは,Tuning Manager APIの利用を有効化しているエージェントが定期収集しているレコードすべてです。そのため,稼働性能情報ファイルのデータの保持に必要なデータ量を管理するため,出力対象のレコードを設定したり,レコードの保持期間を設定したりできます。

稼働性能情報ファイルについての詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」のTuning Manager APIを使用する場合の運用について記載している章を参照してください。

稼働性能情報ファイルへの出力に関する設定を変更する場合,次の2種類の方法があります。

個別変更および一括変更は,GUIから実施します。

ここでは,GUIによる個別変更について説明します。GUIによる一括変更については,「6.2.6 複数エージェントへの一括設定」を参照してください。

この項の構成
(1) GUIで出力対象レコードの設定または,レコードの保持期間の設定を変更する

(1) GUIで出力対象レコードの設定または,レコードの保持期間の設定を変更する

GUIで出力対象レコードの設定を変更する場合は,Performance Reporterの[サービス階層]画面で行います。

注意
エージェントでパフォーマンスデータを収集する設定になっていないレコードは,稼働性能情報ファイルへの出力に関する設定はできません。

手順を次に示します。

  1. Admin権限ユーザーでTuning Manager serverにログインします。
    Main Consoleの[メイン]画面が表示されます。
  2. グローバルタスクバーエリアで[起動]-[Performance Reporter]を選択します。
    Performance Reporterの[メイン]画面が表示されます。
  3. Performance Reporterの[メイン]画面のナビゲーションフレームで,[サービス階層]タブを選択します。
    [サービス階層]画面が表示されます。
  4. [サービス階層]画面のナビゲーションフレームで,「Machines」フォルダの下位の階層を展開します。
    PFM - Manager,PFM - Agentのサービスがインストールされているホストの名前が付いたフォルダが表示されます。また,ホスト名が付いたフォルダを展開すると,そのホストにインストールされているサービスが表示されます。各サービスの名前は,サービスIDで表示されます。
  5. 出力対象レコードの設定または,レコードの保持期間の設定を変更するホストの名前が付いたフォルダの下位の階層を展開し,Agent Collectorサービスを選択します。
    Agent Collectorサービスは,2文字目が「A」であるサービスです。サービスIDの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」および各PFM - Agentのマニュアルに記載されている識別子一覧を参照してください。
    選択したAgent Collectorサービスにチェックマークが表示されます。
  6. メソッドフレームの[プロパティ]メソッドを選択します。
    Agent Collectorサービスのプロパティ画面に遷移し,プロパティが階層表示されます。
    ノードとレコードタイプの対応を次の表に示します。

    表6-17 ノードとレコードタイプの対応

    ノード レコードタイプ
    API Data Management PIレコードタイプ
    PDレコードタイプ
  7. 出力対象レコードの設定または,レコードの保持期間の設定を変更したいレコードがあるノードを展開し,該当するレコードを選択します。
    レコードタイプを示すノードを展開すると,レコードを示すノードが表示されます。レコード名は,データベースIDを除いたレコードIDで表示されます。
    選択したレコードにチェックマークが表示され,インフォメーションフレームの下部に選択したレコードの出力対象の有無および,レコードの保持期間が表示されます。
  8. レコードに設定されている定義内容を変更します。
    インフォメーションフレームの下部に選択したレコードのプロパティが表示されます。
  9. プロパティの設定内容を変更します。
    各プロパティの説明および設定値を次の表に示します。

    表6-18 各プロパティの説明および設定値(稼働性能情報ファイルの出力対象レコードの設定または,レコードの保持期間の設定を変更する場合)

    ノード プロパティ名 説明および設定値
    API Data Management
    <PIレコードタイプのレコード名> Setting API Data Log 各レコードの出力有無を指定します。
    ドロップダウンリストから次の項目を選択できます。
    • Yes:出力する
    • No:出力しない
    デフォルト値は,Yesです。
    API Data Retention - raw 未集約データの保持期間を時間単位で指定します。
    • 指定値:1~439200の整数
    • デフォルト:48
    範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
    <PDレコードタイプのレコード名> Setting API Data Log 各レコードの出力有無を指定します。
    ドロップダウンリストから次の項目を選択できます。
    • Yes:出力する
    • No:出力しない
    デフォルト値は,Yesです。
    API Data Retention データ保持期間を時間単位で指定します。
    • 指定値:1~439200の整数
    • デフォルト:48
    範囲外の値を指定すると,デフォルトが設定されます。
  10. [OK]ボタンをクリックします。
    変更した設定内容が有効になります。

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